その疲労、そのイライラの原因は「糖質のとり過ぎ」
何が健康な人とそうでない人を分けるのか――80万部を超える大ベストセラー『医者が教える食事術』の著者でテレビでも話題の名医、牧田善二先生は「日々の食事」だと断言します。
遺伝や体質でなく、重要なのは「食事」。そして、いっそう重要なのが、食材でもなく調理法でもなく「血糖値のコントロール」だそうなのです。
牧田医師はこう話します。
「『疲労感が抜けない』『すぐ眠くなる』『イライラする』『集中力がない』などの不調を抱えている人は、まず【糖質のとり過ぎ】を疑ってみてください。
清涼飲料水、缶コーヒー、お菓子に含まれる砂糖のことだけを言っている訳ではありません。ご飯、パン、麺、果物、シリアルにも、糖質は多く含まれます。現代人の不調や病気の原因の多くは、糖質のとり過ぎです。
糖質は、脳を幸福な状態にするため、気分がハイになります。よく『甘い物を食べると元気が出る』と言う人がいるのは、まさにこのことです。
しかし、ここには問題があります。糖質をとって、血糖値が急激に上がることを察知した体は、急いで血糖値を下げようとインスリンを大量に分泌します。すると血糖値は急激に下がります。まるでジェットコースターのように、上がった血糖値が一気に下がるのです。するとハイな気分から一転し、イライラや疲労感、眠気に襲われる……。これが多くの現代人を悩ませている不調の正体です」(牧田医師)
カロリーや脂肪では人は太らない!
『ゆほびか』2021年9月号の「やせて若返る最強の食べ方」特集では、今現在のあなたの糖質への依存度はどのくらいかのチェックリストや、どのように食べるといつまでも若々しく健康な体でいられるかについて、牧田医師が詳しく説明しています。
例えば、どんな食べ方が正解か。
前述のとおり現代人の不調や病気の原因の多くは、糖質過多が原因。特に肥満については、「カロリーや脂肪では太らない!太るのは糖質によってのみ!」と牧野先生は断言します。
だから、あなたがもし、今日のランチに「ダイエット中だから、ざるそばを食べよう」と考えているなら、それよりも、脂身たっぷりのステーキの方が断然ヘルシーで太りません。
また、パンにつけるバターやオリーブオイルを「太るから…」と我慢しているのなら、むしろたっぷりとバターやオイルをつけてください。そのほうが血糖値が上がりにくく、肥満を避けられることは、諸実験で明確に示されています。
「今日から最強の食べ方を実践してみたい!」と思ったかたは、『ゆほびか』2021年9月号をぜひお手に取ってみてくださいね。