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【清水義久】金運とお金持ちマインドを育てる極意ー想像で人にお金をあげてみる

2020/04/20

「 この男性に1000円を、このお年寄りに1万円をあげてください 」

 電車の中で、シルバーシートにいかつい男性がどっかりと腰を下ろしていて、席に座れない高齢者が困っていたとします。

 そんなとき私は、男性に「席を譲ってあげなさい」と注意するかわりに、心の中で「1000円あげるから、席を空けてください」と言います。

 そして高齢者には、心の中で「座れなくてつらいでしょうから、1万円を差し上げましょう」と思い、神様に「この男性に1000円を、このお年寄りに1万円をあげてください」と祈ります。

すると、不思議なことが起こります。心の中で思っただけなのに、実際にお金をあげて説得したかのように、不意に男性が席を立って、高齢者が座れるようになるのです。

  このテクニックは、いろいろな場面で応用できます。例えば、ビジネスで初対面の人と会う前に、「今日お会いする○○社の人と今後良好な関係が築けますように」「今日の商談がうまく進みますように」などと願いながら、名刺代わりに1万円札を相手にあげる姿をイメージします。

あるいは、クレーム対応で顧客に謝りに行くとき、「このたびは申し訳ありませんでした」と思いながら、顧客に10万円を渡す姿をイメージします。

 こうして事前に想像の中で相手にお金をあげておくと、実際に本人と会ったとき、物事がスムーズに進むのです。人から親切にされたとき、「ありがとうございます」と言葉で感謝を伝えると同時に、相手にお礼のお金をあげているとイメージするのもお勧めです。 

人にどんどんお金をあげる想像をする

 あらゆるポジティブな行為は、ポジティブなエネルギーを生み出します。現実にお金をあげなくても、ただイメージしただけでもプラスのエネルギーが生まれ、そのプラスのエネルギーは無意識のうちに、差し上げた相手にきちんと伝わります。

 想像するだけで、いくらでも豊かさのエネルギーを生み出せるのですから、お大尽や福の神になったつもりで、見ず知らずの人にもどんどん気前よくお金をあげる想像をしましょう。

これは、神様の意図にも叶っています。万物を創造した神様は、この世のすべてが豊かに繁栄して幸せに満ちていくことを願っています。

 ですから、豊かさを周囲にふりまく行為は、神様の御使いの役目を果たしていることになり、神様の応援を得られます。

そして、その行為を行うあなた自身にも当然、無限の豊かさが与えられるのです。

また、想像の中でどんどん人にお金をあげることで、潜在意識下で「無尽蔵にお金を使えている私」というセルフイメージの書き換えが起こります。

「楽しい気分で、無尽蔵にお金を使える」「世のため人のために惜しみなくお金を使える」というのは、お金持ちマインドの核心です。

 周囲の人たちにお金をあげるイメージをして楽しんでいるうちに、お金持ちマインドが自然と育っていくのです。

 欧米ではお金持ちも貧しい人も、自分が稼いだお金の一部を寄付や献金のかたちで社会貢献に使う文化が根づいています。

 ユダヤ人には、収入の10%を社会還元という意味で献金するという教えがあり、これはユダヤ人の成功の最大の秘訣でもあります。

 お金は天下の回りもので、よい方向へ、社会や人々のためにお金を回すことによって金運や仕事運の流れもよくなり、より大きなお金が自分の手元に流れ込んでくるのです。

日本では欧米ほど寄付文化が根づいていないので、寄付に躊躇する人も多いでしょう。でも、想像の中で人にお金をあげるのは、いくらでもできるはず。

 お金に対する不安や執着、我欲がなかなか取れない人こそ、想像で大盤振る舞いすればいいのです。

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