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【若返りスープ】ハナビラタケが女性ホルモンの働きを補う!骨も元気に!

体内で美と健康を担う「骨ホルモン」とは?

朝、起きたとき、足首が硬くて歩きにくかったり、指にこわばりを感じたりすること、ありませんか?
なんとなく、骨が老化しているような、そんな不穏な感じ。
私(51歳女性)はひしひしと感じているんです。

そんなとき、
「骨の老化は、運動や食べ物などで食い止めることができます。
そして、骨を若々しく保つことは、全身の健康にとっても重要です」
と言うのは、山本江示子先生(山本整形外科理事)。

山本先生はこう続けます。
「骨が若いということは、骨の細胞が活発に新陳代謝を行っているということです。
そして骨の細胞が活発に働いていると、体内の臓器や血管を含めて、全身の若返りを促進することができるのです。
なぜなら、私たちの骨からは、美と健康を増進するために、体内で大活躍する『骨ホルモン』が出ているからです(正式名称・オステオカルシン)。

この骨ホルモンを手軽に引き出す方法が、今回、ご紹介する『ハナビラタケ骨スープ』です。

ハナビラタケは、最近、注目されているキノコで、突出した健康効果を持つ、いわゆるスーパーフードの一種です。
といっても、お手頃価格で市販されているので、お金をかけずに健康作りに役立てられます。

このスープに使う骨つき肉は、骨ごと煮るので、骨髄と肉から、カルシウムをはじめとしたミネラル、コラーゲン、コンドロイチン、たんぱく質の構成成分であるアミノ酸、各種のビタミンなどが出てきます。
骨から出てくる成分なので、当然、骨の材料として最適です。
さらに、グツグツと煮込むことで、栄養素が細かく分解された形でとれるのが大きな利点です。
それによって、使う消化酵素を最小限に抑え、体に負担をかけずに骨の材料が摂取できます。

私たちの体は、食べた物ではなく、吸収された物でできています。
どんなに骨づくりに効果的な成分をとっても、吸収されなければ役立ちません。そこで活躍するのがハナビラタケです。

ハナビラタケには、カルシウムを腸から吸収させるとともに、骨に吸着させるビタミンDがたいへん豊富です。

同時に、ハナビラタケは女性ホルモン様の成分も含んでいます。

女性は閉経期以降、骨を守る女性ホルモンが急激に減るため、骨の産生より溶出が高まって、骨粗鬆症のリスクが高まります。

その分、骨ホルモンも出にくくなってしまいますが、ハナビラタケをとることで、女性ホルモンの働きが補われ、その意味でも強い骨作りと骨ホルモンの分泌が促進されるのです」

こんなすごい効果のある、ハナビラタケ骨スープの作り方は以下のとおりです。

ハナビラタケ骨スープの作り方

〇材料(作りやすい分量 7~8人分)


・鶏モモ肉骨つきブツ切り     600グラム
・ハナビラタケ 2パック(200グラム)
・ショウガ(皮つきの薄切り)  1片分
・タマネギ   1/2個
・ニンジン   1本
・白菜     300グラム
・レンコン   1/2個
・小松菜    適量
・水      1200~1500ミリリットル
・塩・コショウ 適宜

〇作り方

①鶏モモ肉は熱湯に入れ、サッとゆでて臭みを取り、取り出す
②ハナビラタケは、一口大に手で割く
③ショウガは薄切り、タマネギはくし形に、ニンジンは長さを半分に切り縦に2~4つに切る。白菜はざく切り、レンコンは大きめのひと口大に切る
④小松菜は4センチ長さに切る
⑤鍋に鶏肉とショウガ、タマネギ、ニンジンを入れ、水を注ぎ、ハナビラタケ、白菜、塩小さじ1を入れ、火にかける
⑥沸騰したらアクをとりながら、弱火で2時間コトコトと炊く。途中で水が減ってきたら、適宜水を足す
⑦小松菜を入れてフタをして1分ほど蒸らし、塩・コショウで味を整える


現在発売中の『ゆほびか』2023年1月号では、このほか、骨ホルモンのものすごい働きについても詳しく解説しています。
なぜ骨スープを飲むとよいのかを理解すれば、薬効もさらに倍増しそう。

ご興味のあるかたは、ぜひ書店でお手に取ってご覧ください。