
耳は生命力の源である腎臓との連関が強いとされる
ご自身や周りの人の中に、ひときわ耳の大きい人はいますか?
大きくて厚みのある福耳は、金運や成功を引き寄せる吉相として、よく知られています。これは、東洋医学の見地から見ても十分ありえる話だと言うのは、ベストセラー連発の鍼灸師、福辻鋭記先生です。
東洋医学では、「形が似ている部位は相関関係がある」と考えます。
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耳 -
腎臓
耳は、腎臓と形がよく似ているうえ、両者とも左右に一つずつ位置しているという共通点もあります。そして「腎」(腎臓)は、「生命力の源」となる臓器とされています。
この「耳―腎―生命力」のつながりこそ、福耳の人は腎臓が強く、生命力が旺盛だとされるゆえんです。
福耳の人が成功して財を成す可能性が高い、と言われるようになった根拠もそこにあると考えられます。
実際、健康長寿の人には、耳が大きい人が多いのです。
では、耳の小さい人は、生まれつき腎臓が弱いから生命力も弱いのかというと、その心配はありません。
たとえ先天的に腎臓が弱いとしても、生活習慣に気をつけることで、腎臓を丈夫にして、生命力を高めることができます。子どもの頃は病弱だったものの、成長してからは健康体という人がこれに該当します。
耳をもむ、引っ張る、押すのがポイント
腎臓を丈夫にして生命力を高める一助となるのが、以下でご紹介する「耳もみ」です。
耳もみのやり方は次の通りです。

①耳全体をまんべんなくもんだり、耳たぶを優しく折りたたんだりする
②上下や横に引っ張る。耳全体を引っ張ってもいいし、耳の際をつまんで引っ張るのもよい
③耳の内側を指で優しく押す。耳には反射区やツボが点在しているので、痛いところ、硬いところがあったら重点的に押す
これを気が向いたとき、1日1回3分ほど行うだけ!
小さく弱々しい耳の人も、耳もみを続けていると、弾力性のあるしっかりしたと耳に変わってきます。生命力みなぎる耳になって、健康長寿を叶えてください。
腎臓の状態は、その人の生命力と直結するので、「腎臓の機能が尽きるときが、命の尽きるとき」と考えられています。
そのため、腎臓と相関関係のある耳の機能は、命が尽きるその瞬間まで残るともいわれているのです。
現在発売中の『ゆほびか』2021年12月号では、福辻先生お勧めの「耳もみ」について写真とともにご紹介。幼少期の頃、手術の失敗でいったん心停止したはずの福辻先生の耳に、周りの音がしっかり聞こえていたという福辻先生ご自身の不思議エピソードも初公開しています!
『ゆほびか』2021年12月号では、このほかにも、自律神経が整い免疫力が上がる「耳もみ」術を満載しています。