年齢より見た目が老けた人はAGEがたまった状態
すっかり食欲の秋ですね!
スーパーに行くと、とってもおいしそうな旬の素材が並んでいますが、ここではその中から「マイタケ」に注目したいと思います。
同じ年齢なのに、若く見える人、老けて見える人がいますよね。
これには老化物質と言われる「AGE」が大きく関係しています。
AGEとは簡単に言うと、「糖がこびりついて機能が劣化したたんぱく質」のこと。
よく食べ物や鉄が「酸化」して、味や機能が落ちることありますよね。
それと同じように、AGEとはたんぱく質が「糖化」して、使い物にならなくなった状態を指します。
年齢より見た目が老けている人、病気がちな人、血糖値が高い人などは、このAGEがたまった状態にあるのです。
AGEは一度蓄積すると、なかなか取り除くことができません。
長い年月をかけて少しずつたまっていき、数年後、数十年後に爆発して大病を引き起こす、時限爆弾のような物質なのです。
食品中のAGEの吸収を防ぎAGEの形成も抑制する
AGEが体内にたまらないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
そこで役立つのが「マイタケ」です。
長年、AGEの研究を続けている昭和大学医学部の山岸昌一教授はこうお話しします。
「糖を取りすぎて、血液中に糖が余ると、たんぱく質と結びついてAGEが生成されてしまいます。
AGEの生成を防ぐ最もよい方法は、血糖値を上げないこと。
マイタケには水溶性食物繊維が豊富に含まれています。
水溶性食物繊維は、糖とコレステロールの吸収を抑え、食事による血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果があるのです」(山岸教授)
さらに、こう続けます。
「マイタケの中に含まれる『キチン』という不溶性の食物繊維は、食品中のAGEとくっつき、AGEが体の中に吸収されるのを防いでくれます。
また、マイタケには、糖とたんぱく質との反応を抑え、AGEの形成を抑制してくれる機能性成分も含まれています」(山岸教授)
まさにマイタケは「若返り食」なのですね!
ふだんの食事にマイタケを一品加えるだけで、AGE抑制効果は期待できます。
この秋はマイタケを食べて、心身ともに若返っちゃいましょう!
好評発売中の『ゆほびか』2021年12月号では、マイタケの持つ効果・効能の詳しい解説、そしておいしく食べて若返る「マイタケレシピ」をご紹介しています!
レシピはどれも秋の旬を活用した、とってもヘルシーで美味な品ばかり。
ご紹介しているメニューは以下!
●マイタケと薬味たくさん油淋鶏
●マイタケとベーコンのパスタ
●マイタケとシャケの焼き漬け黒酢風味
●マイタケとチーズの豚巻き
●マイタケと豚肉のつけそば
誌面では、それぞれの詳しいレシピを写真つきで掲載しています。
ぜひ、ご覧くださいね。