70%の人の自律神経が整い慢性疲労が和らいだ
全国に6店舗のイヤーエステサロンを展開し、自らも14年間で1万人以上の人の耳を施術してきたイヤーエステティシャンの中本多紀先生。
モニターで耳の中を映しながら耳を掃除したあと、独自に開発した耳のマッサージを行っています。
施術を受けたお客さんからは、「リラックスできた」「体がスッキリした」「むくみやたるみが取れて顔が引き締まった」という感想が多いそうです。
また、心身の不調が改善した例も少なくないといいます。
「耳のマッサージは、体にどのような作用を及ぼすのだろう?」
そう考えた中本先生は、耳のマッサージを施術する前後で自律神経のバランスがどう変わるのか、200人を対象に測定機器で調べてみました。
すると、施術前は「交感神経、副交感神経のバランスが崩れて緊張状態の慢性疲労」と判定されたのが、施術後は「副交感神経が優位になり、自律神経のバランスは極めて良好」と判定が変化した人が続出したのです。
70%の人の自律神経が整い、慢性疲労が和らいだという結果になりました。
自律神経が整い、慢性疲労が和らぐ耳のマッサージとは、どんなやり方なのでしょうか。
ここで、サロンでも必ず行う「5つの基本体操」をご紹介しましょう。
●基本体操その1
耳の下のリンパ液を流す(老廃物を流す)
①耳たぶの下に人さし指と中指を置き、グリグリともむように回す。
②そのままイタ気持ちいいくらいの力でキューッと押す。
③そのまま鎖骨まで首のリンパ液を流すように指を動かす。
①~③を3回繰り返す。
●基本体操その2
体の中にエネルギーを通す
①耳たぶの少し上の硬い部分を人さし指と親指でつまみ、耳の外側に沿って、大きく回しながらもみ上がる。
②耳の上まできたら、キュッキュッキュッと上に3回引っ張る。
③耳の上からもみ下がり、耳たぶまできたら、下にキュッキュッキュッと3回引っ張る。
①~③を3回繰り返す。
●基本体操その3
耳全体を刺激し、体に活力を与える
①4本指と手のひら全体を使って、横髪を後ろになでつけるような動作で、手のひらをゆっくり後頭部まで滑らせる。耳の中まで圧をかけるつもりで、しっかり耳を押さえながら行う。
②そのまま手のひらで耳を折り畳みながら、ほおに向かって手のひらをゆっくり滑らせる。
①~②を5往復する。
●基本体操その4
内臓のツボをマッサージする
①耳の穴に中指を置き、その周りのくぼんだ部分の内側を、下から上に小さく円を描くように指先を動かし、くぼみの上端まで行ったら5秒押す。
②今度は耳の穴のくぼんだ部分の外側を、下から上に大きく円を描くように指先を動かし、くぼみの上端まで行ったら5秒押す。
①と②をセットとして、3セット行う。
●基本体操その5
耳の横のリンパ液の流れをよくする(顔のリフトアップ)
①人さし指と中指の間に耳を挟むようにして、下から上にゆっくり動かす。
②同様に上から下にゆっくり動かす。行ったり来たりさせて、耳の表と裏の付け根をさすりほぐす。
①~②を5~10往復行う。
実際に行ってみると、耳全体が温かくなり、気分もスッキリしますよ。
顔のむくみも取れて、シュッと小顔に!
どうぞお試しくださいね。
現在発売中の『ゆほびか』2021年12月号では、中本先生が耳と全身の対応をまとめた「耳マッサージ治療地図」を、特大の付録ポスターにして紹介しています。ポスターには、上記の「5つの基本体操」も、全動作が写真入りで載っていますので、いつでも確認できます。
また、誌面では、偏頭痛・慢性頭痛、肩こり・首こり、不眠、高血圧、認知症予防の「症状別 耳マッサージ」のやり方も詳説!
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