日本人の野菜摂取量ナンバーワンは大根!
厚生労働省の調査では、日本人の野菜摂取量ナンバーワンは大根だそうです(いも・穀類を除く)。
なぜ、これほど大根は、日本人に愛食されてきたのでしょうか。
大根の薬効に詳しい高崎健康福祉大学農学部・松岡寛樹教授は言います。
「大根の薬効と言えば、大根おろしの辛み成分イソチオシアナートです。食中毒を防止し、がん予防、肥満予防、肝臓の解毒、老化や病気予防の効果が確認されています。
しかし、イソチオシアナートは、加熱すると消失しますし、生の状態でも2時間後には消失します」
なるほど。すると、寒い時期においしいみぞれ鍋は、大根おろしを鍋に入れて火を通すから、大根の薬効がないのか…と思うかもしれませんが、そうではありません。
「イソチオシアナートはTPCという辛くない物質に変化するのですが、このTPCにも、食中毒防止、がん予防、老化や病気予防の効果が確認されています。それらに加えて、虫歯を予防する効果まで報告されています」(松岡教授)
暑い夏には薬味として大根おろしの辛さを味わい、寒い冬には鍋にしてその甘みを味わう日本人は、大根の健康効果を体で感じてきたからこそ、大根をよく食べるのかもしれませんね。
極上の大根レシピ「養生三宝のみぞれ鍋」
さて、ここで、極上の大根レシピをご紹介しましょう。大根おろし、白菜の漬物、豆腐の厚揚げが入った「養生三宝のみぞれ鍋」です!
作り方を教えてくださるのは、人気料理家の井澤由美子先生。
「中国の薬膳の考え方では、大根、白菜、豆腐は免疫力を高めてくれる白い食材で、〈冬の養生三宝〉と呼ばれています。大根は、肺を潤す作用があり、せきの改善やのどの痛みにも効果が期待できます。お鍋の食材にこの3つを入れると、胃腸にもやさしく、風邪予防にもなるでしょう」(井澤先生)
では、レシピに進みましょう。
●材料(作りやすい分量)
大根おろし……1カップ(200ml)
白菜漬物……250g つけ汁ごと
厚揚げ……1枚
だし……1カップ半~2カップ
酒……大さじ2
大根の葉(刻む)……大さじ2
柚子の皮(あれば)……少々
●作り方
1 大根はおろしてザルに上げておく。白菜は4cm幅に切る。厚揚げは2cm幅に食べやすく切る。
2 鍋に白菜、厚揚げを入れ、だし、酒をはって中火で煮立てる。
3 大根おろしと刻んだ大根の葉を散らす。あれば柚子の皮を散らす。好みで、山椒粉やポン酢しょうゆを添える。
これで完成!
白菜漬物のうま味と塩分、厚揚げのコクと、大根おろしの甘みとさっぱりした食べ心地が調和した、滋味深いお味を楽しめます。
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上記「養生三宝のみぞれ鍋」のほか、井澤由美子先生のとっておきの大根美味レシピを一挙11品ご紹介しています。
冬の定番、おでんも、簡単でとにかくおいしいプロの作り方を伝授します。
ご興味のあるかたは、どうぞお近くの書店、インターネット書店でお買い求めください。
大根料理のレパートリーが一気に広がりますよ!
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