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【正しい玄米の炊き方】17時間水に浸してから炊くといいことづくめの美腸食に!

玄米を普通に炊いて食べると体に害が!?

ウクライナ情勢の影響による小麦価格の上昇で、がぜん見直されている主食「お米」。
お米は、栄養のことを考えると、「玄米」を食べるのが正解ですよね。

でも玄米は、普通に炊いて食べると、むしろ健康を害する可能性があることをご存じですか?
今日は、知らないと病気を招きかねない、「玄米の正しい炊き方」のお話をお届けします。

東京・中央区の鶴見クリニック理事長の鶴見隆史医師は、常々疑問に思っていました。
「白米よりも玄米のほうが体にいいというのはわかっているのに、日常的に玄米を食べている日本人は約4%。なぜ玄米を食べる人はこれだけ少ないのだろうか」と。

そして、酵素栄養学に詳しい鶴見医師は、看破しました。
「種」である玄米の外皮成分は毒で、そのまま食べると体に悪影響をもたらすからだと。

植物の種は不老不死であり、芽を出すその瞬間まで、永遠の命を眠らせておけます。
それは、種の命を守る成分アブシシン酸があるから。
アブシシン酸は、種の中の胚乳を、酸化から守る働きをしています。
このアブシシン酸が人体に取り込まれると、体内で「酵素阻害剤」として働き、これが消化不良や下痢など、体に悪影響を及ぼします。

それだけではありません。
膵臓がんを引き起こす可能性もあるのです。

「酵素阻害剤でおおわれた種を食べることは、10円玉を誤って飲み込むことと似ています。10円玉が小腸に入ってくると、それを消化しようとして膵臓から膵酵素が出ます。しかし、10円玉は溶けるはずはなく、膵臓は必死に膵酵素を出し続けます。その結果、膵臓は疲弊し、腫れあがり、炎症を起こし、やがて膵臓がんの病巣となります。飲み込んだ10円玉は数日もたてば便に混じって出ていきますが、酵素阻害剤入りの種を毎日食べ続ける影響は甚大です。
 56歳の若さで膵臓がんで亡くなったスティーブ・ジョブズは、生のアーモンドを常食していたといいます。生アーモンドには玄米と同じくアブシシン酸が含まれており、私は、酵素阻害剤が膵臓がんの一因ではないかと考えています」
(鶴見隆史医師)

17時間の浸水で発芽スイッチが入り玄米の毒が消える

でも、ちょっとしたコツで、この猛毒アブシシン酸を無毒化することができます。
それは、「17時間以上水に浸して、水を取り替えて、炊飯器で炊くことです」(鶴見隆史医師)

種は、長時間水に浸すと発芽します。
種が発芽することで酵素阻害剤は代謝され、無害なものになります。

玄米は17時間水に浸すと、発芽スイッチがオンになり、アブシシン酸は消えるのです。

浸していた水には、その残骸が残っているので、必ず取り替えます。

また、圧力鍋で炊くと120度以上になり、玄米中の糖質とたんぱく質が結びつき、発がん性を持つ猛毒の糖化物質・アクリルアミドができるので、それを避けるために炊飯器で炊きます。

玄米は、17時間以上水に浸して、水を取り替えて、炊飯器で炊く。

これだけで、毒がなく、消化が極めていいモチモチの玄米が炊き上がります。
それだけでなく、脳の血管の病気やアルツハイマー病を予防するGABAが、普通に炊いた玄米より3倍増えるなどの栄養効果も加わります。

もう一度言います。
「玄米は、17時間以上水に浸して、水を取り替えて、炊飯器で炊く」ですよ。


『ゆほびか』2022年6月号では、「17時間水に浸けるといいことづくめ! 発芽毒が消える!栄養価がアップ!〈最高の美腸玄米食〉」と題して、詳しい記事を7ページにわたって掲載しています。
キッチンにある寒天などの乾物を加えて炊けば、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富な美腸玄米になりますが、その詳しい炊き方も紹介しています。

誌面でお確かめのうえ、どうぞお試しください。