【薄毛・脱毛】に悩む人の意外な共通点を解消するストレッチ

薄毛の原因は頭皮の固さ、そして……

「髪はなぜ、薄くなるのだろう？」
薄毛に悩む人たちを見るにつけ、そう疑問を持つようになった美容師の金澤ゆかりさんは、髪と体の関係について研究するようになったと言います。

「研究を進めるうち、薄毛や脱毛などの髪トラブルに悩む人には、共通する特徴があることに、気がつきました。

その一つが、頭皮の硬さです。
頭皮が頭蓋骨に貼りついているかのようにガチガチで、ほとんど動かないのです。
特に、円形脱毛症の場合はこれが顕著で、脱毛部位の頭皮はカチコチに硬く、ヒンヤリとしていました。

そこで、薄毛や脱毛の改善法として頭皮マッサージを行ったところ、頭皮が柔らかくなるとともに、髪が自然に生えてきたのです」（金澤さん）

しかし、中には改善が見られない人もいたそうです。

どうしたら改善できるか、新たな方法はないかと、さらなる模索を続けたところ、薄毛や脱毛に悩む人たちの、もう一つの共通点を金澤さんは見つけました。

「それはふくらはぎの筋肉が弱々しいこと。
私は10年前に足ツボマッサージの免許を取得。
以来、足ツボの施術も提供しているため、髪とふくらはぎのつながりに気がつきました。
ふくらはぎは「第二の心臓」といわれています。
ふくらはぎの筋肉が伸び縮みしてポンプのように働き、下半身の血液を心臓へと戻すからです。
しかし現代人は運動不足で、ふくらはぎの筋肉を動かす機会が減っています。
すると、ポンプ機能が十分に働かず、全身の血行が悪化。
末端にある頭皮の毛細血管に血液が届かなくなり、薄毛や脱毛を招くのではないか、と思いました」

これを改善するには、ふくらはぎの筋肉を動かすことが必要。
そう思った金澤さんが実践したのが、今回ご紹介する「つま先立ちスクワット」です。