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【3日やって1日休むダイエット】継続には「ライフスタイルシート」を活用して痩せサイクルに乗せる

ライフスタイルシート、スマホ、体重計を用意

前回の記事では、「3日やって1日休む」ダイエットのルールをご紹介しました。

ルールを理解したら、早速ダイエットを始めましょう。用意するものは、筆記具と左ページで紹介した「ライフスタイルシート」(または手帳)、食べたものを写真で記録するためのスマホ、体重計です。

3カ月間は、ONの日もOFFの日も、毎日必ず「ライフスタイルシート」に体重や体脂肪率、食事内容などを記録していきます。食事内容は、間食や飲み物も含め、自分が1日に口にしたものを全部、食べた時間とともに記録します。食材をすべて書き出したり、カロリー計算をしたりする必要はありません。

自分が食べたものをしっかり認識することは、ダイエットをするうえで非常に重要です。ダイエットに失敗する人は、食べすぎてしまった日や間食のことは忘れてしまい、「あまり食べていないのにやせない」と思っています。太っている人の多くは、無自覚に太るものを食べたり、ダラダラ食いをしたりしています。そのことに気づくために、食事記録をつけることは必須です。

とはいえ、食べるときにいちいちメモを取るのはめんどうなので、スマホを活用しましょう。写真を撮れば、何を食べたか一目瞭然ですし、食事内容の記録もれも防げます。

食べる直前にスマホで写真を撮っておけば、食べたものと食べた時間が自動で記録される。
無音撮影アプリを使うと便利(写真は無料アプリ「Foodie」の撮影画面)

成功の秘訣は手書きのライフスタイルシート

ライフスタイルシートは、1日の終わりに手書きで記入します。これが、実はダイエット成功の秘訣なのです。

手書きにすると、脳の「注意の司令塔」と呼ばれるRAS(網様体賦活系)が刺激され、圧倒的に成果が出やすくなります。書くことでRASが刺激されると、注意が日々の食生活や行動に集まり、脳が活性化して「ダイエット脳」になります。意識しなくても「やせるために何をすればいいか」という情報が頭に入ってくるので、意志の力を使わなくても自然にダイエット成功のルートを歩んでいくようになります。

加えて、ライフスタイルシートは食事記録だけでなく、日々の食事と生活の振り返りができるように作ってあります。

ダイエットを始めると、ルールをきちんと守れた日もあれば、うまくいかなかった日も出てきます。うまくいかなかった日は、ただ反省するのではなく、「今日をやり直せるならどうするか?」と自問してください。失敗や成功の原因を分析して、具体的な行動として対策を考え、それを実行してみるのです。

例えば、「イライラしてスイーツを爆食いした」なら、「イライラしたら好きな動画を観てストレスを解消する」「スイーツは和菓子1個までにする」というように。

そうやって「現状把握→分析→軌道修正→実行→振り返り」を繰り返して、自分の食事の好みや生活スタイルに合った、オリジナルのダイエット法ができていくのです。

3カ月後、自分に合ったダイエットの仕組みが完成

ダイエットで最も大事なことは、太らない生活を続けていくこと。意思の力に頼らずに、正しい努力を継続できる「仕組み」を作ることです。

3カ月間、ライフスタイルシートに記入しながら「3日やって1日休む」ダイエットに取り組むことで、自分に合ったダイエットの仕組みが完成します。試行錯誤しながら自分で作り上げた生活習慣なので、太る生活に逆戻りすることもありません。まずは3カ月やってみましょう。

この記事は『ゆほびか』2022年8月号に掲載されています。

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