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【5分間断捨離のコツ】【やましたひでこ】①住空間の新陳代謝を促す!空間がよみがえり心もスッキリ!

やましたひでこ先生のお宅

断捨離とは引き算で行う空間の新陳代謝

 断捨離は、「断」=なだれこむモノを断つ。「捨」=ガラクタを捨てる。「離」=「断」と「捨」を繰り返し、モノへの執着から離れていく。という「住まいと心の片づけのメソッド」です。

 断捨離は、「収納ボックスを買ってそこにしまおう」といった足し算ではなく、住空間で過剰になっているものを取り除く引き算の視点で行います。

 人間の体は、食べて出すことを繰り返して、日々、新陳代謝を行っています。住空間も同じで、必要がなくなったものは、空間から出さないと、新陳代謝ができません。

 けれど、多くのかたは「必要か、必要ではないか」という視点ではなく、「使えるか、使えないか」という視点でモノを見るため、捨てられないのです。

 今回ご紹介する「5分間断捨離」は、自分の無意識・無自覚な行動に、“引き出し”1個で気づくトレーニングになります。

 引き出しに放りこんだモノは、必要がなくなったことを認めたくない、捨てるかどうか考えるのもめんどうという無意識・無自覚の行動の結果、長年、放置され、忘却されているモノではないでしょうか。

 それを自覚して、断捨離ができると、空間がよみがえっていく感覚が得られ、心の空間も同時にスッキリとするのです。 

運気、健康、人間性などすべてが住空間に出る

 よく「運気を上げるためにこれを置こう」とグッズなどを購入する人がいますが、その前に住空間で運気を損なっているものは何なのかをチェックするのが断捨離です。

 私たちの体はホメオスタシス(恒常性維持機能)を持っていて、「不快」を遠ざけて、「快」の状態にする力があります。

 しかし、ストレスなどによって知らず知らずのうちに、ホメオスタシスの働きが悪くなり、不快な住空間にいても平気になっていることが多いのです。

 性格は顔に出る、生活は体型に出る、本音はしぐさに出る、美意識は爪に出る、生活感は髪に出る、気配りは食べ方に出る、芯の強さは声に出る、ストレスは肌に出る、落ち着きのなさは足に出る、人間性は弱者への態度に出る……といった言葉がSNSで拡散されていました。

 部屋も同じで、性格も、生活も、本音も、美意識も、生活感も、気配りも、芯の強さも、ストレスも、落ち着きのなさも、人間性も、全部、一つ残らず、自分の居住空間に出てしまうものです。

 住空間を心地よくすることは、快適な自分を取り戻していくことであり、それが運気の向上や健康にもつながっていくのです。

 特に現在はコロナで、不自由なことが増え、ストレスがたまり、住空間も乱れがちです。今こそ断捨離によって住空間を整えておくと、心も晴れ、コロナが収束したときに、スムーズに前へ進んでいく力にもなるでしょう。

「もったいない」は大うそ「惜しむ」とは

「惜しむ」という言葉は、

①よきものであること、

②やがて失われること、

③失われると知っていること、

④失われると知っていながら愛すること、という条件があって成り立ちます。

 モノを捨てられないという人は「もったいない」と言いますが、それはこの「惜しむ」という意味にあてはまっているでしょうか。

 たいしたモノではなく、あることさえ忘れているにもかかわらず、
「もったいない」というのは大うそです。「高かったから」「買うのが大変だったから」という理由でモノを長年捨てず、モノに埋もれて亡くなっていくかたもたくさんいます。

 空間が変われば、ただ部屋がキレイになるだけではなく、人は必ず変わります。なりたい自分になるためには、着たくなくなった服は手放し、新しい服に入れ替えましょう。 

本当に必要なモノを見つける宝探し

 断捨離は、現状を認識し、「要」=いるモノ、「適」=ふさわしいモノ、「快」=心地いいモノだけを残し、「取り出しやすく、しまいやすく、美しく」を念頭に元の場所に収めていくことの繰り返しです。

 ただ片づけたり、捨てたりするだけではなく、本当に必要なモノがわかるようになるので、断捨離は宝探しともいえるのです。

 断捨離をすると、自分をたいせつにする生き方ができ、心の状態をごきげんに保つことができ、主体的に生きられるようになります。

 住空間が心の状態をつくり、体の状態をつくり、人間関係をつくり、あなた自身の人生をつくっていってくれることでしょう。

 断捨離は、空間のクリエイトであり、時間のクリエイト。余計なモノとお別れすれば、自分にとって価値ある時間が生まれます。

 まずは1日5分でできることからさっそくスタートしましょう!