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【ひすいこたろう】「ごきげん長者」の成功法則④ ~幸せが向こうからやってくるようになったきっかけ

2021/01/13

ひすいこたろうさんは、独特の言葉の感性で、ものの見方や考え方を伝える達人です。多くのベストセラーを送り出し、その著書を読んで救われたという人は数知れません。今回は、読み終わった瞬間に、どんな人でも一瞬にして幸せなお金持ちになる「ごきげん長者の法則」を提言してくれました。想像を超えるハッピーが雪崩れ込む、その驚きの思考の真髄に触れてください。

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こんなにも楽しい人生が待っているとは

 ここからは、どうすれば、毎日をごきげんに過ごせるかを具体的にお伝えしていきますね。でも、一つその前に、ひすいこたろう、さりげなく自慢話をさせていただいてよろしいでしょうか?

 そして自慢話の最後に、たいせつなことをお伝えします(笑)。
 本が売れないと言われる時代、僕は出版社さん、編集者さんに恵まれて、『3秒でハッピーになる名言セラピー』でデビューさせていただいて以来、4作品連続ベストセラーにしていただきました。

 その後も出版社さん、編集者さんに恵まれ続けてベストセラーが出せて、2019年には大嶋啓介さんといっしょに書いた『前祝いの法則』が2019ビジネス書グランプリの自己啓発部門でグランプリを受賞できました。

 さらに、全国の読者さんが僕を講演に呼んでくれるようになり、日本全国を楽しく旅をしておしゃべりすることが仕事になり、そんなありがたい生活をさせていただいてます。

 もともと赤面症で、目と目を合わせて人と話せなかったくらい人見知りな営業マンとして社会人スタートした僕が、こんなにもうれしく、楽しい人生が待っているとは夢にも思いませんでした。

 正直言うと、作家になれたらいいなとは願いましたが、ここまでのありがたい生活を夢に描いたことはないのです。幸せは向こうからやってきてくれるというのが、僕の実感するところです。

 そして、幸せが向こうからやってきてくれるようになった大きなきっかけがあるのです。

取り返しのつかないミスをしてしまった

 ある日、東京ドームの近くの礫川公園を歩いていると、携帯電話が鳴りました。出てみると、僕が尊敬する先生からでした。先生は声を荒げており、それは僕が仕事で大失敗してしまったことを告げる電話でした。

 普段はとても穏やかな先生が、「お前を裁判に起こす!」とカンカンに怒っていたのです。僕は、何が起きているのか一瞬わからず、でも、腰が抜けたかのように全身の力が抜けて歩けなくなり、そのままへなへなと公園のベンチにもたれかかりました。

 尊敬していた先生、普段は穏やかで優しい先生をここまで怒らせてしまったことのショック……。そして「裁判」という、自分の人生で一度も意識したことがなかったこの言葉の重みに呆然としていました。

 どうしよう……。取り返しのつかないミスをしてしまった……。そこからの数時間は記憶がありません。

 気づくともう辺りは暗くなり、仕事を終えて帰りの地下鉄に向かう人々の群れが見えました。

 ここにいても仕方がない、まずは家に帰らなければいけないと思い、ベンチから立ち上がり、地下鉄丸ノ内線に朦朧としながらも乗りました。車両の端でまだ呆然としていた僕の隣には、40代後半ぐらいの、ぐったりうつむいて、つり革につかまるスーツ姿の男性がいました。

 僕はぐったり疲れている感じの彼に教えてあげたくなりました。

 「すごく疲れてるように見えますけど、しょせんは昨日と同じような疲れですよね?(なんて失礼な)
 僕は違うんです。昨日と同じじゃないんです。尊敬していた先生を激怒させてしまい、しかも僕を裁判に訴えるとカンカンに怒っているのです。隣のあなたもぐったりきてるように見えますが、しょせん、昨日と同じぐったりですよね?(なんて失礼な)。
 昨日と同じ疲れって、すごく幸せなんですよ! 気づいてください!!!!」

 ぐったり疲れてるかに見える彼に、昨日と同じ1日を過ごせるって本当に幸せなことなんだって教えてあげたくなったんです。もちろん、教えなかったですけどね(笑)。

 翌日から、先生のところに謝りに出向いたのですが、話も聞いてもらえない日が続きました。毎日気分が重く、その頃は、「もう朝にならないでほしい」と思って寝ていました。


 結果を先にお伝えすると、先生は3カ月目に許してくださいました。

 不安でいっぱいで、未来が漆黒の闇で閉ざされたかのようなこの3カ月が、実は、僕の人生が好転する最大のギフトになりました。

(次回に続きます)