ひすいこたろうさんは、独特の言葉の感性で、ものの見方や考え方を伝える達人です。多くのベストセラーを送り出し、その著書を読んで救われたという人は数知れません。今回は、読み終わった瞬間に、どんな人でも一瞬にして幸せなお金持ちになる「ごきげん長者の法則」を提言してくれました。想像を超えるハッピーが雪崩れ込む、その驚きの思考の真髄に触れてください。
本当の幸せは淡々と過ぎていく日常にある
小林正観さんの名言で、このような言葉があります。
「淡々と過ぎていく普通の毎日が幸せの本質である」
その3カ月で僕は、ほんとうにそうだと実感できました。何も起きないってすでに最高に幸せなことだと。昨日と同じ1日を過ごせるって、それこそ奇跡だと言ってもいいと気づきました。
この3カ月を通して、僕の幸せのハードルがゼロになったのです。それまでは、「何者かにならないと幸せになれない」「成功しないと幸せになれない」「結果を残さないと幸せになれない」と思っていました。
でも、そうじゃなかった。普通の毎日こそが本当に幸せなんだと腹の底からわかりました。すると、友達とただご飯を食べることがいかに幸せなことかが見えてきたんです。
目が見えないかたどうしのカップルというのは相手の顔をとてもよく触るのだそう。少しでもいいから相手を感じたいからです。でも、僕らは好きな人を見ることができる。歩くことができる。手をつなぐことだってできる。
歩けなくなった人は、歩ける幸せに気づきます。髪の毛が薄くなった人は、髪の毛があるってそれだけでいかに幸せなことか知っています。病気になった人は、健康であることは何ものにも変えられないくらいの幸せだとわかっています。
すべての不幸は、幸せのありかを教えてくれています。幸せはなるものじゃなくて、気づくものなんだと。
朝晩唱えるだけで幸せになる魔法の呪文
このドン底の3カ月を過ごして以来、僕は、朝、「は~~~~」と声を出して1日を始めるようになりました。
温泉に浸かってるかのようなゆったりした気分で「は~~~~」って声を出すんです。そしてその後にこう言います。
「は~~~~、し、あ、わ、せ~~~~」。
幸せのため息です。何もないってことがすでにハッピーなんです。
「始めよければ終わりよし」ということわざがありますが、1日の始めを「は~~~~、し、あ、わ、せ~~~~」と始めたら、1日の最後も幸せなんです。
次回からはいよいよ上記を含む、毎日がごきげんになるための具体的な方法をご紹介していきます。
(次回に続きます)