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【ひすいこたろう】「ごきげん長者」の成功法則⑥ ~朝の幸せのため息

ひすいこたろうさんは、独特の言葉の感性で、ものの見方や考え方を伝える達人です。多くのベストセラーを送り出し、その著書を読んで救われたという人は数知れません。今回は、読み終わった瞬間に、どんな人でも一瞬にして幸せなお金持ちになる「ごきげん長者の法則」を提言してくれました。想像を超えるハッピーが雪崩れ込む、その驚きの思考の真髄に触れてください。

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 ここからは、具体的に「毎日をごきげんに過ごすためのコツ」をお伝えしていきますね。

コツ① 「朝の幸せのため息」

 朝、起きたら、温泉に浸かってるかのように「は~~~~、し、あ、わ、せ~~~~」とつぶやきます。幸せのエネルギーが胸の中心から全身に広がっていくイメージです。

この朝の「幸せのため息」がいかに人生を変えることになるか丁寧に説明しますね。

 実は、この「幸せのため息」は、最高の1日の「予祝」になっているのです。

 予祝とは、古来日本人の夢の叶え方であり、先に喜ぶという「前祝い」をすることです。願いを叶える前に、先にお祝いすると、その願いを引き寄せることができます。

 それを予祝といい、ちゃんと辞書にも載っている言葉です。

 未来のうれしい気持ちを、今、この瞬間に味わう。すると、その未来が出現するのです。

 なぜ日本人はお花見をしてきたのかも、そこに予祝の考え方が隠れています。

 古来日本人のいちばんの願いは、稲がたわわに実り、お米がしっかり獲れることでした。その願いの実現を引き寄せるためにやっていたのが、実は、お花見だったのです。

 春に満開に咲く「桜」を、秋の「稲」の実りに見立てて、仲間とワイワイお酒を飲みながら先に喜び、お祝いすることで願いを引き寄せようとしていたのです。

 実は、盆踊りも予祝です。秋の豊作を喜ぶ前祝いダンスが由来です。「新年明けましておめでとうございます」という言葉も予祝で、1年の始めに「おめでとう」と先に祝ってしまうのです。

心の周波数を前もって「喜びの状態」にする

 実は、奇跡はとてもシンプルな法則(原理)で起きています。風船を思い浮かべてみてください。その風船に小さく×を描き加えたら、その風船は空気を入れるたびに、×は大きくなっていきますよね?

 さらに、風船に小さく♡を描き加えたら、その風船は空気を入れるたびに、♡は大きくなっていきます。

 今、心の内側に小さな♡を作ることこそ、未来を変える方法だということです。

「あれがダメ」「あれが足りない」「これができない」と、今に×(バツ)を出せば出すほど、バツの未来しか来なくなります。

 アメリカの心理学博士であり、作家のウェイン・W・ダイアー博士は著書『ザ・シフト』の中で、こう書いています。

「人は〝欲しいもの〟を引き寄せるのではなく、〝自分と同じもの〟を引き寄せる」

 また、引き寄せの法則『ザ・シークレット』の著者ロンダ・バーンはこう言っています。
「宇宙のすべてが磁石であり、あなたの思考や感情も含めて、すべてのものが周波数を持っています」

 心も周波数を帯びているのです。この2つの言葉から言えることは、喜びの未来を望むなら、先に「心の状態」を喜びの周波数に変えることなんです。

 そこで、朝一番の幸せのため息「は~~~~、し、あ、わ、せ~~~~」と呟き、幸せいっぱいな気持ちを先に味わって先に胸の中心から全身に広げていくのです。

 自分で自分の機嫌を取れるようになったら、それが大人の入口です。そのためにも、まず、幸せな気持ちを自分の中で作ってから、1日を始めるのです。

次回に続きます