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【はせくらみゆき】幸せな未来を選ぶカギは私たち一人ひとりの「太陽意識」

今すぐ帰国せよと直観に告げられた

今年2月まで、私はイタリア中部のフィレンツェに住み、現地の美術学校に在籍しながら、暮らしを満喫していました。

ある日、いつものように路面電車に乗っていたときのこと。「戻りなさい。今すぐに!」と、私の内なる声(直観)に告げられたのです。

私は幼少期から、こうした直観の指令を受け取ることがあります。このときはさすがに驚き、「なぜ?」と訊き直しました。すると、さらに強く「国難です。戻りなさい」と響いたのです。

 すぐに休学とアパート退去の手続きをし、荷物をまとめ、日本に帰る飛行機を予約。翌日の夕方にはフィレンツェを離れることにしました。

 その頃、イタリアでは新型コロナウイルス感染者の出た地域は限られており、フィレンツェではさほどの緊張感はありませんでした。けれど私が去るその日、とうとうフィレンツェにも初の感染者が出たのです。

 その後すぐに、イタリアの事態は急速に悪化して、都市封鎖、国境封鎖が始まりました。もし数日後だったら、すんなりとは日本に戻れなかったでしょう。まさに間一髪でした。

 その後、新型コロナ禍が世界を覆い、今なお大混乱中であるのは皆さんもご存じのとおりです。そして、今まであたりまえだと思われていた生活や社会の価値観、秩序などがあっけなく覆されていくのを、私たちは目のあたりにしています。

 実はこの状況は、私たち人類に投げかけられた「変化しなければならない」というメッセージだと、私は確信しています。

 「今だけ、ここだけ、私(たち)だけがよければいい!」という私利私欲を原動力に、人類は自我をどんどん拡大させて、急速に社会を発展させました。でも、そうした私たちの行いは、地球に多大な負担を強いてきました。

このままでは地球自体が持続不可能になります。もはや、人類全体が新たなステージへ移行すべきときなのです。

 今の状況をさらに読み解こうと、私は新型コロナウイルスとの「対話」を試みました。対話といっても、もちろん、言葉で話すわけではありません。直観の力を活用し、瞑想を通じて、存在物(存在するありとあらゆるもの)の波動を感じ取るコミュニケーションです。

 私が感じ取った内容を、対話形式で言語化してご紹介しましょう。

ウイルスに訊いた地球上に現れた理由

:新型コロナウイルスさん、なぜあなたは今、地球上に現れたの?

:人類の意識を引き上げるためにやってきたよ。

:だって、あなたが体内に入ることで亡くなる人もいるのよ?

:僕たちは純粋知性の表れとして存在しているから、自我はない。僕たちのような微生物は皆、そうした存在として地球に現れ、「天」のお仕事をしている。
 その中には、君たち人間にとって「よい仕事」もあれば「悪い仕事」もある。僕の担当は「悪い仕事」のほうだけれど、ほんとうは単純に「よい・悪い」って決められないんだよ。
 実際に、僕が現れたことで、地球人の多くがずっとしたかったことが叶えられたじゃない? ゆっくりすることとか、家族といっしょに過ごすこととか……。それから、君たちが「体」という偉大な贈り物を、これまでより気遣うようになったのも僕のおかげでしょ? しかも、君たちが住む地球がどんどん元気になってきているし。

:でも……あなたが来たことで健康を害したり、経済がストップしたり、世界中が大混乱してるのよ?

:じゃあ、聞くけど、僕たちが来る前の世界はそんなによかった? 幸せだった?
 たとえ、それが君たちにとって最高の世界だったとしても、他の動物にとってはどう? 土や海や空の気持ちは? 彼らの声に耳を傾けたことはある?
 だから、僕が来ることになった。「行け」って言われたんだ。

:えっ!? 誰に言われたの?

:太陽だよ。僕は、地球のお母さんみたいな太陽の意識によって生まれた。僕を「コロナ(ラテン語で冠を意味するが、太陽の最も外側のガスの層をコロナと呼ぶ)」と名付けたのは、おつなものだね……。

新型コロナの本質は「太陽意識」そのもの

 このような感じで対話はまだまだ続いたのですが(詳しくは拙著『コロナショックから始まる変容のプロセスこれから何が起ころうとしているのか』をご覧ください)、以降は要約してお伝えします。

 新型コロナウイルスの本質は「太陽意識」そのものでした。すべてを照らし輝かせる、光の意識です。実は、私たち人類や、すべての存在がこの太陽意識を持っています。

 そして、私がこの対話を通じて受け取った、最も重要なメッセージはこちらです。

「私たちが自らの中にある太陽意識に目を向けていくことで、新型コロナウイルスが現れた目的が達成されて、ウイルスはいなくなる」

 そこに至るまでに、次の3つの段階があるといいます。

❶表面の新型コロナウイルスという問題ではなく、本質にある太陽意識のほうに目を向ける段階。

❷その太陽意識が、自分の中にもあることを感じる段階。

❸最後に、その太陽意識を自ら輝かせながら、周りを照らして生きるという段階。
 では、太陽意識とは何でしょうか。それは、言い換えれば宇宙の意志、「天意(あい)=愛」のことなのです。

未来を決定するのはあなた自身の意識

 きっと今、ほとんどの人が新型コロナウイルスのせいで、不安や心配や恐怖を覚えていることでしょう。

 これまではあたりまえにできていたことができなくなったり、大きな経済的損失を被ったりして、強い不満や怒り、将来への不安を覚えている人も多いでしょう。

 でも、私たちがそうした感情にとらわれるほど、ウイルスは活動しやすくなり、感染が拡大してしまうようです。これも、対話の中でウイルスが教えてくれたことです。

 皆さんの多くは、現在のコロナ禍がいつ、どうやって収束するのかと、日々、考えていらっしゃると思います。「薬やワクチンさえ開発されれば」と思っているかたもおられるでしょう。

 ですが、自分のできること、すべきことも考えてみましょう。私が強調したいのは、「世界は、私たちの感情や意識の波動によって、いかようにも変わる」ということです。

 私たち一人ひとりの感情や想念がすべて集まった集合体を「集合意識」と呼びます。人類全体の集合意識がどこへ向くかによって、ウイルスがあっさりいなくなる未来もあれば、ダラダラと続く未来もあれば、よりパワーアップして今以上に大混乱に陥る未来もあります。

 現在(2020年9月)の日本は、感染の封じ込めこそ徹底できていないものの、他の国と比べると重症者や死者数が少ない状況にあります。

 その理由については、日本人の生活習慣、医療体制の充実、免疫的な特徴など、いろいろと推測されていますが、よくわかっていません。

 私は、これまでは幸いにも日本人の集合意識がこうした〝奇跡〟をもたらしたのだと思っています。

 ここで油断して、再び我欲を中心にした資本主義社会の波に飲まれていく人が多いのか。

 それとも、これを機に「本当にたいせつなことは、なんだったんだろう」と省みて、新しい生き方を模索していく人が多いのか。

 あなたの意識が、たった今、何を選び、どう行動するかで、これから起こる未来が変わります。どんな未来が現実になるかは、まさに私たちしだいなのです。


以上は、『ゆほびかGOLD』10月号の特集
「はせくらみゆき 幸せを運ぶ太陽意識の絵」からの抜粋です。

誌面ではこのほか、 太陽意識に目覚めるための3つのワークを紹介。

そして、見るだけで太陽意識に近づいていくはせくらさんの絵画「こころにおひさまありがとう」のカードが付属しています。

この絵をお部屋に飾って日々、目にしていただくことで、あなたの中の太陽意識を強化できます。

ぜひ、お試しくださいね。