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【斎藤一人】幸せを招く「神はからい」の話 ③

累積納税額日本一の幸せ大富豪にして、 大賢者の誉れ高き斎藤一人さんが、2018年にとあるイベント会場でお話しされた、笑いと涙と感動を誘うメッセージをお届けします。

※この記事は、マキノ出版刊『ゆほびかGOLD vol.39』(2018年7月5日刊)掲載記事を抜粋・再構成したものです。

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神はからいの人

 2018年に、私と、私のお弟子さんの「みっちゃん先生」の共著『神はからい』が出たんです。

 私がみっちゃん先生と出会ったのは、まだみっちゃん先生がオムツをはいてヨチヨチ歩きをしていた頃のことです。

 だから、もう何十年っていう長いおつきあいになります。

 子どものときからなぜか縁がある人とか、途中から出てきてつきあいが長くなるとか、誰にでもそういう人っているものなんです。で、そういう相手は、神様が自分のために出してくれた「神はからいの人」なんだよね。

 だから、みっちゃんは一人さんにとって、神はからいの人。

 別の言い方をすれば、「ソウルメイト」です。

 ソウルメイトという言い方のほうがピンとくる人はそう思っていればいいし、私みたいに、神様が出してくれた「神はからいの人」っていうほうがピンとくる人は、そう思っていたらいい。要は「今世、一緒に学んでいく人」なんです。

 一人さんの場合、そういう神はからいで出てきた相手っていうのは、会った瞬間に「この人とは気が合うな」「ウマが合うな」って、ピンときます。つきあいが長くなるなって感じるんだよね。

 それから、何とも言えない懐かしさを感じます。初めて会ったのに、懐かしさの入り混じった特別なものを感じる。多分、前世からずっとつきあいがあるのでしょう。

 みっちゃんにも、初めて会った時にそういうものを感じました。みっちゃんは、まだ赤ちゃんだったけどね(笑)。

 もちろん、神はからいで出てきた人に感じるものって人それぞれ違うんだろうけど、私の場合はそういう感じなんです。

 私自身、いろんなことに対して「これは神はからいだな」って思いながら生きてきたし、お弟子さんたちにも神はからいのことを伝えてきました。自分の身に起きることを神はからいの視点で見ると、ものの見え方や考え方が一変します。

 そうすると、人生に行き詰まっている人はパッと道が開けるし、成功したいと思っている人には成功がもたらされる。どんどん人生がいいほうに導かれるんです。

神はからい』は、とてもいい本ですから、ぜひ、みなさん読んでみてください。

みっちゃん先生のお話

私たちは、だんだんよくなるようにできています。

 みんなそれぞれ魂を磨いて、幸せになるためにこの世に生まれてきました。だから、

 この人生は、だんだんよくなる!

 そう信じていると、いいことがどんどん起き始めるんです。

 では、必ず幸せになれると信じていれば自分に都合の悪いことは一切起きないのかというと、残念ながら嫌な出来事も起きます。

 というより、一見悪いことのように見えるだけで、どんなこともすべて「自分に必要なこと」なんですね。

 魂は、どこまでも成長することができます。だから、自分が成長するために修行が必要なときは、神様が課題をくださいます。

 その課題が、時に「とんでもない大問題」に見えたり、「苦しくてたまらない」ことだったりするだけなのです。

 師匠の斎藤一人さんが、こんな話をしてくれたことがあります。

「極端な話かもしれないけどね、旦那さんが浮気するとか、彼氏が浮気して、気持ちが相手の女性のほうへ行っちゃったとするよね。で、あなたとは別れたいっていう話になって、大変な苦しい思いをすることになった。

 そのときは、つらくてつらくて、どうしようもないよね。なんで自分ばっかりこんな目に遭うんだって思うかもしれない。

だけどね、パートナーが浮気するということは、あなたの魂を磨くための『神はからい』なんだよ。

 どういうことかって言うとね、苦しい中でも、あなたが“この別れの後には、もっとすばらしい人に巡り会える。そのために今のパートナーと別れることになっただけ。これは神はからいなんだ”ということに気づくと、本当に理想的な人と出会えるの。

 そうすると、“あぁ、あのとき浮気されたのは、やっぱり神はからいだったんだな”ってわかるよね。で、一番うらんでいた相手の女の人に、あの人がいなかったら今の私の幸せはなかったんだって、ものすごく感謝する(笑)。

 あのね、本来、俺たちの身に起こるあらゆる出来事は、すべて神はからいなんだよ。俺たちの魂が向上するようにって、神様がくれた“学びのチャンス”なの。

 で、何が起きても、それを神はからいだと思えるようになると、その神はからいを通じて、自分は何を学んだらいいんだろうって考えるよね。そうすると、気づきが多くなってくるから、魂の成長がうんと早くなる。

 魂が向上するわけだから、起きる現象もどんどんよくなる。幸せにならないわけがないんだよ。

 神はからいで見ると、最初からいいことしかないの。

 一見、悪いことのように見えても、それはよくなるためのきっかけにすぎない。それが神はからいなんだよ。

 人って、嫌な出来事があると苦しくなったり、不安になったり、ネガティブな気持ちでいっぱいになってしまうよね。

 でも、起きた出来事を“これは悪いことだ”と思ってしまうと、本当に悪いほうへ流れができてしまうんだよ。

 人間は、“思い”によって人生が作れるの。不安があれば、ますます不安になるような現実になるし、“つらい、つらい”と言っていれば、その感情にふさわしい、つらい出来事がどんどん起きちゃう。

 だけどね、どんなことが起きようと、これは神はからいなんだと思って学んだら、そこからさらに悪くなることはないよ。必ず、いいほうへ流れていくからね」

神はからいによって、あなたの魂はどんどん磨かれます。ネガティブな想念は捨てて、神はからいを最大限に利用しましょう。そうすれば、人生は面白いほど好転するはずですよ!

(最初から読む)

単行本 斎藤一人『神はからい