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お金の「知性」とお金の「感性」を磨く
お金や数字の話が苦手という女性は、少なくありません。しかし、女性が幸せに、自由に生きるためには、お金は必要です。お金に苦労すると、どこか生活に疲れた雰囲気がにじみでてしまうものです。自由に使えるお金がどれだけあるかで、人生の可能性も、楽しさも違ってきます。
20代までは、欲しいものの多くはパートナーや親が買ってくれるでしょう。しかし、30代、40代になれば、欲しいものは自分で買うしかありません。贈り物の話だけではなく、例えば離婚したいとき、経済力がなければ選べる道は少なくなります。
既婚者も独身者も、自立できる経済力があるかどうかで、幸福度や心の平安度は変わります。
とはいえ、女性には自分で稼ぐのではなく、「あげまん」になり、パートナーをやる気にさせて稼いでもらう選択もあります。まずは、自分がどちらのタイプか考えてみましょう。
もちろん、経済的な豊かさだけでは、幸福は得られません。真に豊かな人生とは、「自分の理想のライフスタイルを、自由に実現できること」だと私は思います。そのためにどのくらいお金が必要かは、人それぞれです。
しかし、お金の不安で、やりたいことが制限されてしまうのは、幸せな人生とは言えません。いずれにしても、「お金との上手なつきあい方」を身につけることは、とても大切です。
では、「お金との上手なつきあい方」は、具体的にどうすれば身につくのでしょうか? それは、お金の「知性」と「感性」を磨くことです。それぞれ、次の4つのポイントがあります。
お金の知性…「稼ぐ」「使う」「守る」「増やす」
お金の感性…「受け取る」「感謝して味わう」「信頼する」「分かち合う」
普段からこの4つを意識して、お金に向き合うようにしてみましょう。
「自分の夢に対する投資」がもっとも有効なお金の使い方
もうひとつ、お金と健康的につき合うために大切なポイントは、毎日を幸せな気分で生きることです。
例えば、お財布の中身を見てがっかりした日があったとします。そんな時は「なぜ、お金がないの」と悩むのではなく、「これから稼げばいいから、手持ちのお金で楽しもう」とニコニコして過ごすのです。そうやって楽しく充実した毎日を送ると、いつしかそれに見合った豊かな現実がやってきます。
お金は、あなたがほんとうにやりたいことをサポートするために存在しています。大きな買い物や長期の旅行は、すぐには難しいかも知れません。しかし、花を買う、おいしいお茶を飲むなど、ちょっとしたことなら少ない金額でできます。
また、もっとも有効なお金の使い方は、「自分の夢に対する投資」であることも、覚えておきましょう。
●POINT
賢明な女性のお金とのつきあい方
20代 自分が成長できるものに使う
30代 専業主婦で夫に稼いでもらうか、自活できる力を養う
40代 いざとなったら自分一人でも食べていける
経済力を持ちたい
50代 人生でもっとも稼げる10年。
豊かな老後のためにも稼いでおきたい
60代以降 今ある豊かさを誰と分かち合うか考える
●当記事は『ゆほびかGOLD』vol.27の記事を再編集したものです。