どういうパラレルワールドに行くか
皆さんの目の前には「ワクワクするおもしろい人生を生きていく」未来もあれば、「現状の延長線上で、そんなに満足してるわけでもない人生を生きていく」未来もあるとします。 これは、バシャール(宇宙存在)がいう「パラレルワールド」という概念です。
例えば、「死ぬまで今の場所に住みたいですか?」って聞かれたら、どうでしょう。もし嫌だと思ったら、どこかのタイミングで引っ越しをしましょう(笑)。
あるいは、今のパートナーとずっと結婚生活を続けていくかどうか? ちょっと危険な問いですが、皆さんの心に聞いていただきたいと思います(笑)。
そう考えたとき、皆さんがどういうパラレルワールドに行くかは、どういうエネルギーとつながっているのかで変わります。
パートナーと本当にいい関係にあれば、あなたが「こういうことをやりたい、ワクワクする」と言った時に「それはもう、ぜひやって!」と言ってくれるでしょう。極端な話、本当に深いところで愛でつながっていたら、パートナーが別の相手を選ぶことさえも「あなたが本当に望むなら、そうしたら」となる可能性もあります。
でも、ほとんどのパートナーはそんな深いところで結ばれていませんから、パートナーが新しいことをしようとすると反対する。それどころか、晩ご飯の準備が遅れただけで「ご飯の準備もできないなら、外出禁止」となることもあるでしょう。
どういうエネルギーとつながるかで、どういうパラレルワールドに行くのかが変わる。そういう意味で「目に見えないエネルギー」をどう使うのかがとても重要です。
人間の運命や宿命もクラウドのどこかに書かれている
僕は、クリエイティブな力には「源」があると思っています。イメージでいうと、居酒屋で飲み物を出すチューブのように「これ押すとジンジャーエール。これはオレンジジュース」みたいな形で情報が出てきて、それで本が書ける。
優れたアーティストもよく「ダウンロード」する感覚だと言います。モーツァルトは曲を書くのがとても早かったけれど、譜面に起こすのを1回も間違えなかったそうです。どこかで鳴ってる音楽をダウンロードして書き取ったのではないでしょうか。
ただ、ダウンロード元やダウンロードのしかたを間違うと、つまらない作品になってしまう。クリエイティブなお仕事をしたいかたは、自分だけの高純度なダウンロードができるかどうかが鍵でしょう。
バシャールの見解では、私たち一人一人の脳は単なる送信機、受信機で、本当はクラウドに管理してあるそうです。
思考や記憶は、クラウドに取りに行っている。頭のいい人は0・1秒で取ってこられるけれど、年をとると人の名前が出てくるまで1・5秒ぐらいかかるようになる。
「えーと、なんだっけ?」と頭をたたきますよね。昔、テレビが映らないと、バンバンたたいたように。
そう考えると、人間の運命や宿命もクラウドのどこかに書かれていて、ある種の能力者はそれを読み取れるというのが、僕の仮説です。
ただ、僕も未来が視える人を何人も知っていますが、100%は当たりません。95%当たっても、5%は外れる。どの5%が外れるかはわからない。なので、やっぱり未来は自分が決められると思います。
親だとか、健康状態だとか、生まれたときに決まっているものはあります。でも、皆さんが自由に選べるところ、工夫できるところも必ずある。
だから何をするにも、100%の自由意思があると思います。人によってかわいく生まれたり、才能があったり、お金持ちだったり、人生は不平等に思えるかもしれない。でも、「幸せへの距離」は等距離なんです。
先日、ミスコンテストで受賞歴のある女性が「もう少し不細工だったらよかった」と言ってました。仕事で男性社長にOKをもらっても、女性の副社長に必ず反対されるとか。美人に生まれたから必ず幸せかというとそうでもないわけです。
人がどういう状態で生まれたとしても、そこから幸せをどう感じるかに関しては、全く等距離だと思います。
そう言う意味で、これから自分がどんなエネルギーを出して、どうエネルギーを受け取るかしだいだと思います。
自分がもし発信機や受信機だとしたら、すごく楽しいエネルギーや愛を発信していけば、いっぱい愛が返ってくるでしょうし、殺伐としたエネルギーで生きるとやっぱりそうなるんじゃないでしょうか。
(おわり)