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【本田健】どんなときも得意なこと・大好きなことをして生きる方法(その③)

世界が、日本が慌ただしく変化している今、私たち個人が経済的に安定し、さらに豊かに楽しく生きる方法はあるのでしょうか? どんな状況でも、特別なスキルがなくても実践できる生き方をお伝えします。きっと、ご自身の才能を開花させ、オンリーワンの幸せな人生を送ることができるでしょう。

本記事は『ゆほびかGOLD』vol.18の掲載記事を再編集したものです。

すべての経験はムダにならない。お金や時間を理由に縮こまらないこと

次のステップは、「具体的に分野を定めていくこと」です。一生を適当に過ごして終わるのと、大好きなことを自分の専門として生きていくのでは、人生の楽しさと見返りがぜんぜん違ってきます。

大好きになって、はまってしまうようなことがすぐに見つかれば幸運ですが、“最初の1個”で見つけようと思わないことです。

なにかを始めたら、その先で新しいことに出会ったり、人に誘われたりするものです。

求人があったからと、深く考えずに応募して採用された先で、才能が開発されることもあります。

苦手だと思っていた仕事を頼まれて、やってみたら案外おもしろかった、けっこううまくできたというような例は、ごまんとあります。 

そういう意味で、訪れたチャンスを受け入れて、やってきたものをなんでも引き受けていくうちに、これだ! というものに巡り合うことは多いでしょう。

これぞ、というものになかなか出会えず、あれこれ試していたら、あとになって全部が役に立っているということもあります。

私がそのタイプです。会計、コンサルタント、通訳、ヒーラーの通訳、いろいろなことをやって、どれも中途半端に終わりました。けれども、その経験の掛け算をしたら、ワン&オンリーになっていました。

紆余曲折だらけの生き方もいいと思います。あきっぽい自分を責めないでください。

恋愛と同じで、初恋の人と結婚する人はまれです。しかし、初恋がなければ次もありません。入り口はなんでもいいのです。なにかしているうちに、なにかが動き出します。

コミュニティに参加したり勉強を始めたりするのも手

すぐに働きに出るのではなくても、オンラインを含めて、あなたが好きなことをやっているコミュニティなどに参加して、様子を見たり、周辺で雰囲気を感じたりするのもいいでしょう。

または、働く前に勉強をするという方法もあります。少なくとも、3年間勉強すれば専門家になれます。

子どもが小さいうちに勉強を始めれば、ある程度手がかからなくなった頃には、なにかのプロとしてやっていけるでしょう。その場合も、「食いっぱぐれがない仕事だから」「資格が役に立つから」「これから必要になる職種だから」ということを選択の理由にしないでください。

お金や時間を理由にして、縮こまらないことがたいせつです。

私自身は、若くてお金がないうちから、食費を減らしても有名な先生や来日した外国の先生のセミナーに行き、1冊1万円くらいする本を買うという生き方をしていました。そうやってどんどん投資しているうちに、道が開けていきました。

「お金がなくても自分に投資していく生き方」と、「今あるものをなくさないように節約していく生き方」とでは、人生の楽しさも、行き先も、ぜんぜん違うと思います。

(次回その④に続きます)