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【本田健】どんなときも得意なこと・大好きなことをして生きる方法(その②)

世界が、日本が慌ただしく変化している今、私たち個人が経済的に安定し、さらに豊かに楽しく生きる方法はあるのでしょうか? どんな状況でも、特別なスキルがなくても実践できる生き方をお伝えします。きっと、ご自身の才能を開花させ、オンリーワンの幸せな人生を送ることができるでしょう。

本記事は『ゆほびかGOLD』vol.18の掲載記事を再編集したものです。

自分と異なる世界があることを知り得意なことをして生きると決める

以降では、厳しい時代でもあなたの収入を確保し、やりたいと思えることをする生き方について、お話ししていきましょう。

前項で5つの働き方を紹介しましたが、状況によっては、選択の余地がない場合もあると思います。例えば、子どもが小さくて時間が取れない、介護が忙しいという人なら、③の自営業・企業家の道しかないでしょう。

主婦の人などは、「自営なんてムリ!」と思うかもしれません。そんなかたへのお勧めは、図書館に行き、ゼロから自営業で成功した人たちの本を読んだり、インターネットで調べてみたりすることです。いつか起業してみたいというかたは、本やインターネットを活用して、準備をしておきましょう。

これまでに何人も、自営業で成功した主婦のかたにお会いしました。最初はパートなどをしていて、あるとき、「これでは学費など稼げない」と気づき、自分でビジネスを始めるかたが多いようです。

空いている時間に、洋服や雑貨を売ったり、手作りジャムを作ってインターネットで売ったり。いずれにしても、その人のいちばん得意なもの、好きなもので成功しています。

そのためには、今までやってきた生き方の〝ノリ〟やパターンを変える必要があります。つつましやかな節約主婦ではやっていけません。

「ノリを変える」というのは、「あ、こういう世界もあるんだな」「私の世界とは違う世界もあるんだ」と感じることから始まります。

自分と違う世界を知らないと、やりたいと思えることをする生き方もわかりません。周囲に同じ状況の人しかいなかったら、それ以外の人生は見えてこないでしょう。

自分と似たような状況から、ほんとうにやりたいことで成功した人たちの例をいくつも見ていくと、道が見えたような気がして、私もいけるのではないかという気になります。この感覚がたいせつです。

得意なことをして生きると「決める」ことが大事

新しい世界に足を踏み入れようと思ったとき、1つたいせつなことがあります。それは、「自分の得意なこと、大好きなことを生かして人生を生きよう!」と“決める”ことです。

このときはまだ、大好きなことがなんなのか、わかっていなくてもだいじょうぶです。まず、得意なこと、大好きなことで生きると決めるだけでいいのです。

苦手なことや嫌いなことをして成功する人は、ごくまれです。得意で楽しく、大好きなこと、苦にならないことをするほうが成功しやすいのです。それをとことん押し進めていくことが大事です。

もちろん、いきなり自営業を始める必要はありません。パートなど、できることから始めて、だいじょうぶです。

その場合も、自分の得意なこと、好きだと思うこと、好奇心を感じること、おもしろそうだと思うこと、苦にならないことからスタートしてみましょう。

例えば、パン作りの経験はないけれど、おもしろそうだからパン屋の求人に応募してみる、というように、まったく未知のことでもいいのです。

得意なことと大好きなことの両方があって迷ったときは、どちらから始めてもかまいません。最初の1歩で失敗して「もうやめた」とならないためにも、やりやすいほうから攻めてください。

あまり固く考えないほうがうまくいくでしょう。

人生は”動いたもの勝ち”

すでにパートやアルバイトとして働いているなら、その仕事のどこかに得意なことや好きなことがあれば、押し進めましょう。それが認められて、あなたを中心とする新たな係や仕事が生まれたり、独立したりすることもあるでしょう。

大事なのは、自分の時間と才能を提供することで、社会とどうつながるかということです。そのつながり方が、パートだと時給900円とか1000円以上には、なかなかならないかもしれませんが、ステップアップは可能です。

しかし、自分の才能を周囲に提供するという考え方がそもそもなかったら、「得意なこと、大好きなことで生きる」ことに行き着けません。

まずは、動いてみましょう。失敗はイヤだからといってなにもしないでいたら、一生なにもつかめません。人生は、いうなれば、〝動いたもの勝ち〟です。

自分が好きでたまらないことや、一生やっていきたいことを、できれば若いうちに決めることはとても大事です。

たいせつなのは、やってみること。人生はなんでも、動かしてみると、動いていくものです。「好きなことがわからないから、わかってからやろう」と思っていたら、絶対にスタートはきれないでしょう。

(次回その③に続きます)