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【本田健】かけがえのない仲間を作って人生を実り多きものにする(その④)

「仲間」は、人生を実り多きものにしてくれる、福の神のような存在です。

ときに、あなたの運を高め、ときに、あなたの孤独を癒し、ときに、あなたの窮地を助けてくれます。

あなたの長所も短所も受け入れて、いっしょに時間をすごしてくれます。

この記事では、すてきな「仲間」を見つけ、友情をはぐくむための、楽しい知恵を作家・本田健さんがご紹介します。

●本記事は『ゆほびかGOLD』vol.22の記事を再編集したものです。

④「やりたかったこと」をすると楽しい仲間と出会える

落ち込んだときに、友人とちょっとした会話をしただけで、気分がスッと晴れたという経験は、どなたにもあることでしょう。

別に親しい間柄でなくても、近所の鮮魚店のおじさんと、一言二言、天気について話すだけでも、うれしくなったりするものです。

人と人がつながるときに発生する幸せエネルギーは、心と体に、活力と安らぎをもたらすのです。

お金や才能に恵まれること、アートや自然の美しさを味わうこと……。人生にはさまざまな豊かさがありますが、最高の豊かさの1つは、「心を許せる大好きな仲間と、自由に時間を過ごすこと」ではないでしょうか。

そうした楽しい仲間との出会いのきっかけには、次の2種類があります。

仲間の見つけ方①「偶然の仲間」

小学校がいっしょ、出身地がいっしょ、部活動がいっしょ、職場がいっしょ、そんなふうに、何かのくくりがいっしょだった人たちが、「偶然の仲間」です。

「偶然の仲間」は、自分で選ぶことができません。

彼らと、友情をはぐくみ、一生つきあえるような間柄になれるかどうかは、努力に加えて、運の力も大きく作用します。

仲間の見つけ方②「積極的に求めた仲間」

もう1つ、自分から積極的に求めて出会う仲間もいます。

趣味のサークルや積極的に参加したボランティアグループ、習い事などで出会う仲間で、自分から求めて行動した結果、出会えます。

ですから、誰と仲間になるか、基本的には、自分で選ぶことができます。

「こんな仲間が欲しいな」と思ったら、自分さえ求めていけば、自分の趣味や嗜好に合った人たちと仲間になれる可能性が高くなります。

例えば、自分が「ほんとうに楽しい」と思っている山登りの会に参加すれば、基本的に、山登りという共通の趣味があるわけですから、とても楽しいことでしょう。

このように、自分が積極的に求めた仲間は、より楽しくつきあえる可能性があります。

「自分には特別な趣味もないし、何をきっかけにすればいいかわからない」という場合は、「いつかやりたいと思っていたこと」「学びたいこと」「興味があること」を、始めてみるとよいと思います。

「アロマテラピーの勉強がしたい」「楽器を習いたい」「ジムに通って体を動かしたい」など、「ずっとやってみたかったけれど、まだやっていないこと」があるはずです。

興味がある分野のイベントやセミナーに足を運んで、ピンときた人に声をかけてみてもいいでしょう。

スポーツや習い事など、以前やっていたことを再開してみるのもお勧めです。新鮮な発見があり、新たな仲間がきっと見つかるでしょう。

(次回その⑤に続きます)