ゆほびか ゆほびか
  • 文字サイズの変更
  • 大
  • 中
  • 小
  • SNS
  • twitter
  • facebook
  • instagram

【閻魔さま】に教わる運命の開き方(その⑥) ~ 除けと封じの力をいただく!冥界主から届く生き方のヒント

最初から読む

寺社を参拝する際の心がけ

閻魔さまに限らず、神社仏閣を訪れるときというのは、何か悩みや願いがあったり、自分に何かいいことが起こらないかといった期待をしたりしてのことが多いでしょう。

ここで考えたいのは、もし、あなたが神様や仏様だったとしたら、そうやって訪れてくる人々のそれぞれの素行や態度に対して、どう思うでしょうか、ということです。

自分の住まうところに、失礼な訪れ方をされたら、それだけで怪訝に思うでしょう。にもかかわらず厚かましく願い事などをされても、聞き届ける気にはなりませんね。

あまつさえ、閻魔さまは日頃の行動もすべてお見通しなのですから、行動を改めようとする気持ちや、改めるべきことがないか見直そうとする心もない人に、その人にとって都合のいい御利益を与えるようなことはないと考えるべきでしょう。

お参りでは、まず、神仏に失礼のないようにする気配りや、その心がけを持つことが大切です。鳥居をくぐるとき、境内に入るときから、礼の気持ちを持って、気を引き締めましょう。参拝をきっかけに自分の中に得られるものや、ご利益の大きさは、その段階から変わってきます。

境内では、とおりいっぺんのことをさっとして「では!」と帰るのではなく、回れるところはくまなく回り、摂社末社もきちんと参拝します。その境内を訪れることにも運命的な意味があれば、そこに摂社末社が存在していることにも、またなんらかの意味があるからです。

摂社末社にもくまなく参拝を

お願いに見合ったお賽銭を入れよう

お賽銭を入れる段では、その額についてもぜひ考えてみてください。「ご縁だから5円」と5円玉を含めるのもいいのですが、それだけだったり、百円にも満たない小銭だけを放ったりという人もいます。

が、自分にとってのその額は、自分のお願いに比してどうでしょうか。願いの内容や重さ大切さ、叶えたい気持ちの大きさは、その程度の額のものでしょうか。

願いのために、身の丈に合わないほどの大枚をはたく必要はもちろんありませんが、多くの場合、例えば、いわゆるチップや投げ銭、心付けよりも大きいものではあるはずです。自分の経済状態やお願いに見合ったお賽銭を用意しましょう。

そうして願いや思いの大きさを改めて自分に問い直し、用意をすることで、気付きなども得られ、神仏にも思いが届きやすくなって、開運や人生の好転につながっていきます。

ご真言と誓いを仏尊にお伝えする

参拝では、心で願いを口にするよりも先に、すべきことがあります。何よりもまずは、閻魔さまや神仏に感謝の言葉をお伝えしましょう。

そして次に、ご真言と誓いを伝えます。ご真言とは、サンスクリット語でいうマントラの訳語で、仏の真実の言葉、秘密の言葉という意味があります。仏尊ごとにご真言があり、唱えることでその教えに触れることができ、功徳利益の効果が得られるとされています。

閻魔さまの場合は「おん えんまや そわか」を唱えます。私の閻魔さまツアーで独自にお勧めしているのは、併せて「因縁罪障消滅」「六根清浄」と唱えることです。

ちなみに、ツアーでお参りしている法乗院では、本堂にご本尊の大日如来のほか、延命普賢菩薩、大孔雀明王、大聖歓喜自在天、地蔵菩薩、聖観音が祀られています。ツアーでは、これらの仏様にも、それぞれのご真言をしっかり唱えてお参りしています。

次回は、閻魔さまのお告げの聞き方です。

次回⑦に続きます)

最初から読む