酢キノコ活用レシピ❶豆乳と合わせると凝固しフルフル熱々のスープに!酢キノコの和風ドウジャン
【材料(2人分)】
酢キノコ:大さじ4(汁ごと)
豆乳(無調整):350㎖
しょうゆ:小さじ4
カツオぶし・小口ネギ:各大さじ1
【作り方】
❶器に酢キノコを汁ごと入れ、しょうゆを入れる
❷豆乳を沸騰直前まで温めて、❶に注ぐ。カツオぶしやネギを天盛りする。好みでラー油やゴマ油を振りかける
豆乳の大豆イソフラボンで女性ホルモンを整える
ドウジャン(豆漿)は、台湾の伝統的な朝ごはんです。酢に、温めた豆乳を加えることで、おぼろ豆腐のように固まり、スープとしていただきます。この台湾の朝ごはんが、酢キノコを使えばすぐに完成します。
温めた豆乳を、酢キノコにかけるだけ。最後に、ネギやカツオぶしを加えることで、和風のやさしい味つけになります。お好みでラー油やゴマ油を振りかけてください。
ヘルシーなおいしさで、熱々のスープで体を温めることができるので、これからの冷える季節の朝ごはんにぴったりです。
豆乳は、植物性たんぱく質を摂取でき、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンも豊富に含まれています。ホルモンバランスを整えることは、美肌の基本といえるでしょう。
豆乳を酢キノコと合わせてとることで、免疫力を上げる効果が高まります。
酢キノコ活用レシピ❷キノコのうまみが凝縮された、滋味深い味わい酢キノコの酸味スープ
【材料(1人分)】
酢キノコ:半カップ(100㎖・汁ごと)
豆腐 :半丁
水 :1カップ(200㎖)
A.「鶏ガラスープの素 :小さじ1~2」「しょうゆ :小さじ1」「片栗粉 :小さじ2」
【作り方】
❶小鍋(あれば土鍋)にAを入れ、混ぜながらとろみをつける
❷食べやすく切った豆腐を加え1~2分煮込み、酢キノコを加えて温めたら火を止める
酢に溶けた栄養素をスープでたっぷりいただく
酢キノコは、酢に栄養価が溶け出しているので、汁ごとスープに入れて、余すところなくいただくのがポイントです。
豆腐を加えた「酢キノコの酸味スープ」は、だしとしょうゆで味つけし、片栗粉でとろみを加えた、秋冬にぴったりの一品。
キノコのうまみが凝縮された、滋味深い味わいで、豆腐で満腹感も得られます。
ナメコやエノキを使うと、ツルりとした食感を味わうことができます。エノキは茎の部分を入れて、塊でいただくのもおいしいものです。
塩分を加えていないので、スープを飲んでも塩分のとりすぎになりません。
コショウは酢と相性がいいので、最後に一振りしてもいいでしょう。
酢は、加熱しても栄養素の成分の損失がないといわれているので、酸味が気になる人は、加熱時間を少し長くして飛ばしてください。
酢キノコ活用レシピ❸お肉の老化物質AGEを最小限に抑える酢キノコと鶏胸肉の煮浸し
【材料(2人分)※1人前の場合は、各半量】
酢キノコ: 1カップ(200㎖・汁ごと)
鶏胸肉 :250g(繊維に逆らって食べやすい大きさに切る)
塩 :2つまみ
酢:大さじ1
片栗粉:適宜
ニンジン:6分の1本(細切り)
【作り方】
❶鶏胸肉をポリ袋に入れて塩、酢を加え、1時間以上よく馴染ませる
❷❶の鶏肉に片栗粉を薄くまぶしてフライパンに入れ、酢キノコとニンジンを入れ、フタをして3分程中弱火で蒸し煮にする。鶏胸肉に火が入ったら火を止めて器に盛る
鶏胸肉を酢で柔らかく蒸し煮でヘルシー
鶏胸肉は安価ですが、パサパサした食感を敬遠される人も多いと思います。でも、酢につけると柔らかくなり、臭みも消えるので、鶏胸肉と酢キノコとの相性は抜群です。
「酢キノコと鶏胸肉の煮浸し」は、油を一切使わず、蒸し煮にするので、ヘルシー。お肉にキノコのうまみがしっかり染みこみ、ほかに味つけする必要はありません。
ニンジンで彩りを加えて、最後にお好みでショウガの千切りを添えてもいいでしょう。
肉を加熱した際に過剰に作られるAGE(終末糖化産物。詳細は15 3ページ)は、酢を使って下ごしらえすると抑えることができるので、老化防止にもぴったりです。そしてAGEは、高温になるほど値が大きくなるので、焼かずに蒸していることもポイントです。
キノコは、AGEの吸収を抑制してくれる効果が報告されているマイタケを使うのがお勧めです。
酢キノコ活用レシピ❹抗酸化物質アスタキサンチンもとれる酢キノコとサーモンの紙包み蒸し
【材料】
酢キノコ :60㎖(汁ごと)
甘鮭サケまたはサーモン:1枚(3等分にそり切り)
(生サケは塩して10分おき、水気をとる)
コマツナ :2株(3~4㎝に切る)
オリーブオイル:小さじ2~3
【作り方】
❶クッキングシートにコマツナ、サケ、酢キノコの順に乗せ、端をしっかり折り込む。
❷電子レンジで3~5分加熱するか、フライパンでふたをして中火で蒸し煮する
❸器に盛り、オリーブオイルを回しかける
アンチエイジングに最強の組み合わせ
秋サケのシーズンにぴったりなのが、「酢キノコとサーモンの紙包み蒸し」です。
抗酸化物質のアスタキサンチンが豊富に含まれるサーモンは、酢キノコと合わせることで臭みがとれ、調味料を加えなくてもおいしくいただけます。
コマツナに含まれるカロチンは、オイルと合わせると、よりよく吸収されるので、最後にオリーブオイルを振るのがお勧めです。また、コマツナのビタミンKは、カルシウムを定着しやすくするので、酢キノコに含まれるカルシウムをしっかりと摂取することができるでしょう。
上のレシピでは、紙包み(パピヨット)で作っていますが、紙包みを使わず、お皿に材料を乗せて、ラップをして、レンジで加熱する形でもかまいません。
煮汁に栄養素が豊富に含まれているので、最後までしっかりいただきましょう。
酢キノコ活用レシピ❺乳酸菌のヨーグルトで美肌効果アップ酢キノコとウズラ卵のロシア漬け
材料
酢キノコ:全量
ウズラの卵 : 6~12個
ヨーグルト: 大さじ3
ローリエ :1枚
ニンニクスライス :2枚
マッシュルーム :1袋
【作り方】
全てを混ぜる
ヨーグルトを加えて酢キノコを洋風にアレンジ
酢キノコに、整腸作用が期待できる発酵食品のヨーグルトと、たんぱく質がとれるウズラの卵を加え、ローリエとニンニクスライスで洋風にアレンジ。
ロシアではヨーグルトを料理に多く取り入れるので、今回のメニューを「ロシア漬け」と名付けました。
まろやかなおいしさで、美肌への作用も期待できます。
白くて新鮮なマッシュルームは、加熱しなくてもよいキノコなので、このレシピのように後から加えるだけでだいじょうぶです。