2020年12月22日、「土の時代」が終わり、私たちは「風の時代」に突入しました。天空に位置する星の位置が220年ぶりに変わり、占星術の世界では新しい時代に入ったと大きな話題となっているのです。
これまでの常識が吹き飛ばされ、新しい常識や価値観が生まれてくるでしょう。そんな風の時代に、よりよい自分と出会い、豊かな毎日を送るための方法を大人気の星読み係・yujiさんに教えていただきました。
意識を最適化すれば時代の風に乗れる
時代が切り替わるとはいえ、すぐに時代に準ずる意識や行動のもと、生活すべきなわけではありません。
例えば、ガラケーのシェア100％の時代にスマートフォンが登場し、徐々に浸透。今や、その所有率はガラケーを凌ぎ、90％以上を占めたように、新たな価値観は、少しずつ、着実に浸透します。
特に、冥王星が水瓶座から魚座に移動する2043年には、いまでは考えられない世界に変わっている可能性が大きいでしょう。
例えば、前回の風の時代には、政治の中心が京都から鎌倉に移り、また京都に戻ったりしました。
同様に、これから地方移住が進んでいくと、政治の中心もそれに合わせてシフト！いつの間にか東京は、日本の中核としての機能を失い、違う首都ができることもありそうです。
また、支払いの様式も、すでに現金からクレジットや各種ペイサービス・電子マネーに変化しつつあります。
これからネット上での投げ銭やポイント制度等が浸透し、現金と交換可能になれば、もはや現金を街中で見かける機会は激減することも考えられるでしょう。
自分のスタイルを時代に合わせて変えられるかがカギ
しかし、土の時代に培ってきた地位や人間関係、貯めに貯めてきたお金、知識などが一切ムダになるのかといえば、そうではありません。
先ほど、風の時代は「精神的な豊かさが求められる時代」と言いましたが、そういった“精神面・内側の豊かさ”を求められるのは、そもそも安心して住める家や、ある程度自由に使えるお金、人脈があるからこそできる話。
きちんとした土台がないと、何かを買う、誰かと食事に行くといった余暇にエネルギーを使うこともままなりません。
土の時代にがんばった世代は、これまで培ってきたネットワーク・自分のツール・才能を使い、横にもつながりを増やしつつ、内なる世界・精神性・シェアマインド（※）へと発揮していくことが何よりも重要になっていきます。
※自分の考えなどを他者と共有すること
特に、お金に対する意識や使い方、今まで持ってきた自分のスタイルというものを、時代に合わせて変えられるかがカギとなるはずです。
自分のスタイルによって世に吹く風が追い風になるか、それとも向かい風になるかが変わります。
これ以降では、風の時代を過ごすためのヒントとなる考え方を、「風の時代の歩き方」として、5つご紹介させていただきます。
●風の時代の歩き方①【マネーファーストからの脱却】
あなたの知識や才能・つながりこそが資産となる
私は、2019年に約300日かけて物々交換だけで47都道府県を周る旅に出ました。
行く先々で、個人鑑定を行う代わりに、お勧めのレストランやパワースポット、もしくは、遠方や次の場所まで連れて行ってもらったり、マッサージや特殊なヒーリングワークなどを受けたりと、その人の才能を見せてもらったのです。
この旅は、自分の価値観を変えるほどの、大きな財産となりました。見たことのない景色や他では食べられない食材などを楽しめたことはもちろん、数え切れないほど多くの人の心に触れることで、絆(きずな)・関係が持てたことは一生の宝物です。
この旅のように、人同士の横のつながり、個人の信用力が′′世の中を動かす力〟となり、急速に拡大する流れが起こることは星で示されていました。
つまり「風の時代」は、お金よりも個人の信頼・信用などがより強い価値を持つ時代へと移行が進み、′′横の関係性・知識や情報技術・拡散、個性、信用〟などのキーワードに基づく共有型経済が広がります。
すると、例えば、老後資金のような多額の貯蓄を一人で貯めることに興味・関心がなくなり、お金に関するプレッシャー・不安を感じることも少なくなっていくでしょう。
そもそも、既にお金があっても買えないものがたくさんあります。例えば、「ヴィンテージの車が欲しい」と思ったら、オークションに参加する権利が必要ですが、この権利は、人とのつながりがもたらしてくれるもの。
まずは、つながりを得るために、自身を公益のために差し出せるかどうかがカギとなります。
ちなみに、お金や財物に関する星周りを見ると、2028～31年にかけて、大きな変化があると示されています。おそらく、お金に関するルールやお金の在り方に変化があるのではないかと思っています。
とはいえ、お金や貯蓄はムダにはなりません。少し先の未来、お金で何かを買うほかに、才能や価値と交換するという選択肢が広がり、現金第一主義ではなくなるかもと、頭の片隅に留めていただければ幸いです。