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好きなものを食べてやせる!「カロリー制限なしの食事術」

カロリー制限によるダイエットは百害あって一利なし!?

ダイエットというと、真っ先に思いつくのがカロリー制限。
「1日の総カロリー数を1500キロカロリー以内に抑えないと」「油ものや甘いものを控えなきゃ」と、皆さん、やせるためにつらい日々を送っているのでは……?

「やせたい皆さんは、本当に涙ぐましい努力をされていますが、これは私に言わせれば無駄な努力。
最新の研究によれば、このようなカロリー制限を伴うダイエットは『百害あって一利なし』ということがわかっています」
こんな驚きの発言をするのは、総合内科医で産業医でもある益江毅医師です。

益江先生は産業医として、企業に勤める年間5万人以上の生活習慣病、またはその予備軍の人に、健康指導をしています。

益江先生は20年以上前からカロリーを制限する食事指導では効果がなかなか得られない、それどころか、以前よりも太る人もいることに気がついたそうです。

益江先生は、カロリー制限ダイエットには大きな2つの欠点があると言います。

1.カロリー制限では、肉や油も控えるため、筋肉が細くなり、代謝が落ちて太りやすい体質になる

2.カロリー制限を続けると、食欲を増やし、脂肪の蓄積を促進するホルモン「グレリン」が過剰に分泌されるため、食欲が増し、制限を続けることが難しくなる

しかも、このグレリンの過剰分泌は、カロリー制限をやめてもしばらく続くそうです。
筋肉が減って代謝の落ちた体で食欲が増す……これではリバウンドするのが当たり前です。

「インスリンを節約」しさえすれば我慢なしでやせる!

では、どのようにすればダイエットできるのでしょうか。
益江先生は、脂肪が蓄積されるしくみに着目します。

食事をとると血糖値が上昇します。
血糖値が上昇すると、すい臓から「インスリン」というホルモンが分泌され、糖が細胞内に取り込まれます。
そして、エネルギーとして使われなかった余った糖が脂肪として蓄積されます。

つまり、食後の血糖値の上昇を抑え、インスリンの分泌を減らすと脂肪がたまりにくくなるのです。

益江先生が勧める「インスリン節約ダイエット」では、守るべきことは「インスリンを節約すること」の1点だけ。

これさえ守れば、カロリーを気にしなくても、肉も油ものも甘いものも我慢しなくてよいのです。

実際に、もともと自身が太っていたという益江先生は、このインスリン節約ダイエットで18kgもやせました。

産業医として健康指導する患者さんたちも、ダイエットに成功したり、生活習慣病が改善したりした人が、以前よりグンと増えたそうです。

では、具体的にどのような方法でインスリンを節約するのでしょう?
方法は多岐にわたりますが、ここでは特に簡単な2つをご紹介します。


①糖質のみを食べない
ご飯やパン、ラーメンなどを食べるとき、それ単体で食べるより、たんぱく質や脂質などをプラスして食べてください。
糖質のみを食べるより、糖質+たんぱく質、糖質+脂質を食べる方が食後の血糖値の上昇が緩やかなのがわかっています。

②食後15分以内にこまめに動く
食事を食べて少し経つと血糖値が上昇し始めますが、食後15分以内に体を動かすことで、血糖値の上昇を抑えることができます。
「食後はしばらく安静に」は、実は太る習慣なのです。

食後のインスリンの分泌さえ抑えれば、食べたいものを我慢せずに自然とやせることができます。
しかも、リバウンドをすることもありません。

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好きなものを食べながら自然とやせるインスリン節約ダイエットで、夏前に無駄な脂肪を落としちゃいましょう!


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