おなか周りの3つのツボを押すセルフケア
毎日暑い、暑いとぼやいても涼しくなるわけじゃないんですが、つい口に出してしまいますね。
これで食欲も減退すると、やせられてラッキー(?) みたいに思うものの、なぜか食欲はバリバリ。夏やせならぬ夏太りの恐怖が…!
そこで、ズボラでもできそうなムダ肉撃退法を探すわけですが、どうやら、おなかを押すだけでやせられるらしいという話が…。
エッ…そんな都合のイイことがあるんでしょうか?
実は、あるんです!
ボディバランス整体師の吉田佳代先生がセルフケアとして指導して、実際に成果をあげている手法。それが「おなか押し」なのです。
簡単に言うと、おなか周りの3つのツボを押して揺らす…という手技です。
吉田佳代先生は「おなか押し」についてこう語ります。
「ツボは、血液や生命を維持するエネルギーである気が流れている経絡上にあります。
そのため、ツボを刺激することで、血流や代謝がよくなり、体内の余計な水分や老廃物、脂肪も排出するのを助けてくれます。
さらに息を吐きながら、こぶしでおなかのツボを押して揺らすことで、奥深いところまで刺激され、血流がさらによくなります。
また、体の深部の筋肉に巻きついて蓄積した脂肪を揺らして震わせ、表面に浮き上がらせることで、より燃焼しやすくします。
体の深部の血流もよくなるので、20分間の有酸素運動をしたのと同じぐらいの脂肪燃焼効果が得られるのです」(吉田佳代先生)
「おなか押し」は主におなかやせを目的としていて、一度でウエストが5cmも細くなる人がいるぐらい、高い即効性があるそうです。
また、体の奥深くまで刺激するため、脂肪燃焼効果が持続するのも特徴。
おなか押しをした当日より、翌日や翌々日のほうがサイズダウンしたという声も珍しくありません。
ツボの持つ効能から、やせるだけではなく、胃腸の働きがよくなったり、自律神経が整ったりといううれしい成果も出ています。
しかも1回10秒を1日に3~5セット行うだけ。
これは試してみない手はありませんね!
「おなか押し」のやり方
では、ここで「おなか押し」のやり方の概要をご紹介しましょう。
「おなか押し」で押す3つのツボは、おへその指4本上にある「中脘(ちゅうかん)」、おへその指4本下にある「関元(かんげん)」、おへその左右、指3本横にある「天枢(てんすう)です。
「中脘」は、胃腸の働きを活性化し、代謝を上げて、おなか周りの脂肪を燃焼させるのに役立ちます。
「関元」は、冷えを解消し、体温を高めて胃腸の働きを正常にし、免疫力もアップさせます。腰痛や、生理痛、更年期障害などの女性特有の諸症状にも効果的です。
「天枢」は、おなかにたまった余分な脂肪や水分、老廃物を排出するほか、胃腸の働きをよくして腸内環境を整えたり、便秘が解消したりする効果が期待できます。
これら3つのツボの押し方ですが、息を吐きながら、こぶしの第一関節と第二関節の間の平らな面で、5秒押して、3秒揺らし、2秒かけてゆっくりと離してください。
3つのツボ押しが終わったら1セット。これを1日に3~5セット行います。
いかがでしょう。早速お試しくださいね!
『ゆほびか』2022年8月号では、この「おなか押し」でうれしい効果が得られる詳しいしくみと、実際に行うときのコツを図解でご紹介しています。
興味がわいたかたはご覧になってくださいね。
【ゆほびか2202年8月号の特集一覧】
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