【琉球かれん】その音色を聴くと不安・イライラが消える沖縄発の弦楽器とは？

誰でも簡単に弾けるうえ極上の音を出す

皆さんは、「琉球かれん」という楽器をご存じでしょうか。
沖縄で生まれた新しい楽器です。

形はギターに似ていますが、抱えて弾くのではなく、テーブルなどの上に置き、指につけたフィンガーピック（爪）で、弦を弾いて奏でます。

琉球かれんの大きな特長は、誰でも簡単に美しく弾けるようになること。

弦が「和音弦」になっていて、そこを弾くだけできれいな和音が出るしくみになっているため、これまで楽器に触れたことのない人でも、数分触ってみるだけで、美しい和音が弾けるようになるのです。
体が小さな子どもや高齢者、障害のあるかたでも、すぐにその場で弾けるようになります。

2021年9月23日に沖縄で開催された「音楽が脳を育てる」という講演イベントでは、脳科学者の茂木健一郎先生がそれまで見たこともなかったという琉球かれんを初めて弾きました。
初めてにも関わらず、茂木先生もその場できれいに演奏でき、「この楽器はすごい！」と驚いていました。

「脳にとって『音楽を聴く』ことは、三度の飯よりうれしいこと。
特に、『自分の好きな曲を聴く』ことは、脳をとても活性化させることが大学の研究で分かっています。
同時に、自分で楽器を弾くことができれば、脳はさらに何倍も活性化されます。
琉球かれんのように誰でも簡単に弾ける楽器は、音楽療法や認知症の予防にも役立っていくでしょう」
（茂木健一郎先生の講演より）

『ゆほびか』2022年9月号には、5曲を収録した「癒しの琉球かれんCD」が付録としてついています。