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【2型糖尿病の初期症状】漫画家が振り返る!ここがおかしいと思った

気づいていない人、治療をすべきなのに病院に行っていない人も

日本人の5~6人に1人には切実な問題であり、知っているのと知らないのとでは生死を分けるかもしれないお話をしましょう。

それは、なかなか気づきにくい糖尿病の初期症状についてです。

厚生労働省『令和元年国民健康・栄養調査』によると、糖尿病患者とそのリスクがある人の数は、約2251万人。
国民の5~6人に1人の割合です。

でも、難しいのは、自らの糖尿病に気づいていない人、もしくは治療をすべきなのに病院に行っていない人が多いことです。
痛みや傷などがあれば、あるいは尿に血が混じるなど、わかりやすい症状があればすぐ病院に行くのでしょうが、糖尿病にはそれがないのです。
そして、放置され、克服が難しい状態になって初めて病院を受診するということになりかねません。

治療の「スタートダッシュ」が肝腎

沖縄在住の漫画家・GONZUI(ゴンズイ)さんは、10年ほど前、病院で2型糖尿病と診断されました。
そして、糖尿病のことを調べれば調べるほど、糖尿病の合併症の恐怖に打ち震えたといいます。

そして、1食あたり500キロカロリーに制限し、毎日のウォーキングも始めました。
すると、高かった数値は下がり、半年後には薬を飲む必要もなくなるほど回復しました。

糖尿病を克服するには、早期に治療を始める「スタートダッシュ」が肝腎なのです。

GONZUIさんは言います。
「知ると知らないとでは、対処のしかたが全然変わります。
真正面から勉強する、情報をたくさん仕入れる。
これが大事だと思っています」

そうした思いを伝えたくて自らの糖尿病闘病記を漫画にした『糖尿ブギウギ』をウェブで発表したところ、糖尿病情報サイトから声がかかり、40回にわたる連載をすることにもなりました。

では、GONZUIさんがどうやって糖尿病であることに気づいたかというと、それは「猛烈なだるさ」でした。

その前から、おしっこが近くなる、性器カンジダが発症する、発疹が出る、睡眠中脚がつるなど、後で思い返せば糖尿病の初期症状といえる症状が出ていたのですが、そのときは気づきませんでした。

とにかくだるい……。
それが病院を受診する直接の理由でした。

血液検査をすると、ヘモグロビンA1cの値は8.6%。
医師に「2型糖尿病です」とはっきり言われたのでした。


『ゆほびか』2022年10月号では、

「それは猛烈なだるさから始まった!」
自らの糖尿病を描いた漫画家が振り返りレポート

と題して、GONZUIさんのマンガと記事を掲載しています。

糖尿病になっていることに気づくのが早ければ早いほど、それだけ克服できる可能性が高まります。
心当たりのあるかたは、どうぞお近くの書店、またはインタネット書店でお求めください。