ゆほびか ゆほびか
  • 文字サイズの変更
  • 大
  • 中
  • 小
  • SNS
  • twitter
  • facebook
  • instagram

【大愚和尚】人間関係の苦しさを手放す!大人気僧侶の一問一答(その③)

「お釈迦様は壮絶な経験があったからこそ、人間関係について熟考し、結果として悟りを開かれたのでしょう」(大愚和尚)

人間関係でやりづらさを感じるのは、もしかすると、絶対固定された自分など存在しないのに「私、わたし」と、頑なに我を押し通そうとしたり、今の人間関係の状態に固執したりするあまり、相手に受け入れ難くさせてしまっているからかもしれません。

この世は諸行無常。あらゆるものは移ろい続け、変わらないものはありません。ですから、人づきあいも「去る者は追わず、来る者は拒まず」が望ましいのですが、すぐに実践できる人はいません。心の柔軟性を高めるためには練習が必要。焦らず、自分のペースで習得していきましょう。

「学ぶ」の語源は「真似る」。超一流の先生を真似ることができたら最高です。柔軟に、巧みに生きた先生。苦しみを手放して、完全なる幸福に至った先生。お釈迦様を真似ぶ——つまり仏教を学ぶことで、柔軟に生きる術が身につくのです。

Index
※リンクになっていない記事は順次公開されます

①人づきあいが苦手な自分を恥じなくていい
②一問一答「人づきあいが苦手です。」
③一問一答「人からの評価が気になります」(本記事)
④一問一答「頼み事をするのが苦手です。」
⑤一問一答「上司に怒られるのが苦手です。」
⑥一問一答「私だけ結婚できないのはなぜ?」
⑦一問一答「老親に口出しをしてしまいます。」

【質問】人からの評価が気になります。

「性格が悪いと思われていないか?」「じゃまだと思われていないか?」など、人からネガティブな評価をされていないかが気になってしかたありません——

【大愚和尚より】ネガティブ評価は、ありがたく受け止めるか、無視するか。

自分のすべきことをきちんとこなしている人は、基本的に、他者の評価に惑わされません。目の前のことに一生懸命で、人の評価を気にする余裕がないからです。人の評価が気になるなら、まずは手元のことに集中するのがお勧めです。

ところでネガティブな評価といえば、私のYouTubeチャンネルへのコメントにも、批判的な声は少なくありません。(もちろん、大半はうれしい内容です!)「私のことが嫌いなのだな」というだけの言葉もあれば、「おっしゃる通りだな」と感じるありがたい批判もあります。

前者のような言葉にいちいち反応していては、自分の本分を果たせなくなってしまいます。一方、ありがたい言葉のほうは、すなおに受け止めたいものです。

お釈迦様は、弟子たちに「言われやすい人になりなさい」と説かれました。「自分のことは自分がいちばんよくわかっている」という人ほど、自分のことが見えていないものです。

Index
※リンクになっていない記事は順次公開されます

①人づきあいが苦手な自分を恥じなくていい
②一問一答「人づきあいが苦手です。」
③一問一答「人からの評価が気になります」(本記事)
④一問一答「頼み事をするのが苦手です。」
⑤一問一答「上司に怒られるのが苦手です。」
⑥一問一答「私だけ結婚できないのはなぜ?」
⑦一問一答「老親に口出しをしてしまいます。」