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【斎藤一人】思いもよらない問題解決法が見つかる「スゴい質問ゲーム」(6)

2021/07/12

※本記事は『ゆほびかGOLD vol.33』(2017年刊)掲載記事を再編集したものです。

質問力を磨き高める質問の仕方・受け方

皆さん、こんにちは。一人さんです。

今回のテーマは、「質問力を磨いて人生を大逆転させる」です。

「人生を大逆転させるって何ですか?」と言うとね、自分の悩みを自分で解決できるようになることだと、私は思っているんです。

 出てきた問題、出てきた問題に最高の答えを出せるコツを皆さんにお伝えさせていただきます。

 それでは、よろしくお願いします。

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Q6 「ほんとうの自分」を探しても見つからない

 実は、子どもの頃に同級生たちが簡単にこなす「逆上がり」や「跳び箱」が、まるでできなくて自信を失い、いつしか「自分はダメな人間だ」と思うようになり、そのまま大人になってしまったのです。斎藤一人さんの数々の教えは、そんな私を勇気づけてくれ、人生を変えてくれました。心から感謝しています。

 一人さんのご著書、『斎藤一人 自分さがしの旅』を拝読して、たいへん感銘を受けました。そこで、私も、過去の自分と向き合い、ひたすら自問自答をして、「ほんとうの自分」に出会いたいと思っているのですが、なかなかうまくいきません。

「自分探し」をするうえで何かしらのヒントをいただきたいと思い、ご質問をお送りさせていただきました。何卒よろしくお願い申し上げます。

A6 得意なことを生かすのが幸せの道なんです

 ダイコンは辛いんです。地面の中にはいろんな菌がいるから、辛み成分を自分の中に作り出さないと菌にやられてしまう。だから、あの辛さは、ダイコンを守るのに役に立ってるんです。

 縄文杉(屋久島に自生する巨大な屋久杉の呼称)なんて、樹齢何千年もの木があるけど、「何千年もたってるから、あんなすごい木になる」って言うけど、そうじゃないんです。縄文杉は節くれだっていて使い道がなかったんです。ほかの木は伐られて、木材に利用されたけど、縄文杉は節くれだってて、柱にもならないんです。

 人間から見て使い道のないものでも、縄文杉にとっては使い道があったんです。だから、縄文杉は何千年も生き残ってるんです。

 何を言いたいのかというと、自分を生かすことをもっと考えていかなきゃいけないよ、ってことなんです。

 あのね、出世する条件というのが3つあって、1つは「向上心」。それから「せっかち」。せっかちじゃないと行動しないからね。あと1つは「臆病」なんです。臆病じゃない人が立てた計画って、ずさんだから(笑)。

 昔の日本軍なんか、敵陣に突撃させて、みんな死なせてしまったんです。そういうことをなんとも思わないような人間が立てた作戦は、南方を取っても、兵士に食糧を運ぶことを考えていないんです。「食糧はなんとか調達できるだろう」ってぐらいにしか考えていない(笑)。

 あと、特攻隊というのがあったんです。若者が爆弾を積んだ飛行機に乗って敵軍に突っ込んで自爆したんです。そういうのを作戦だと言われたら困るよね。作戦とは、そんなものではないんです。

 何を言いたいのかというと、「せっかちはいけない」と思って治そうとしたり、「臆病はいけない」と思ったりするけど、せっかちも臆病も、神が与えてくれたものなんです。

 与えられたものをどうやって生かすかを考えてないよね。
 私も逆上がりができなかったんです。だけど、運動選手じゃないんだから、できなくたって何の問題もないんです。

 数学もできなかったけど、電卓を買ってくれば事足りるんです。

 私は、「自分は商人に向いている」という自信は揺るがないんです。わかるかい?

 肯定的というのはネガティブなこともちゃんと見て、それを肯定的に解釈するんじゃなくて、「自分は、これとこれが苦手だから、周りで得意な人がいたら、代わりにやってもらってありがとうって言おう」とか、「自分はこれが得意だから、できない人の代わりにやってあげよう」とかっていうことなんです。

 おおよそ自分が苦手なことで社会に奉仕して、食べている人っていないんです。たいがいみんな自分が得意なことで生計を立てているんです。

 自分の欠点を直そうとするよりも、「こういう欠点があるんだ」っていう、自分が今いる位置を探すほうがいいんです。そこから、集めたものをどうやって利用するか、なんです。

 麻雀と同じでね、今、自分が持っている牌を生かしながらやっていくしかないんです。自分に与えられた才能を生かしながらやっていくんです。

 自分に与えられた才能の中には、世間一般では、「マイナスだ」と思われているものもあるんです。例えば、私は駆け足が遅いんです。そのおかげで、人を追っかけるような商売には向かないの。相手が駆け出したら追いつかないんです(笑)。

 自分が得意なことを生かして、苦手なことはやらないようにするのが、人が幸せに生きる道なんです。

「自分はこれが苦手でした」って、あなたは〝自分の苦手〟を自分をいじめることに使ってるんです。

 一人さんは、せっかちから臆病さから、全部利用してるんです。私にとって、神から与えられたものは全部、宝物なんです。

 あなたが苦手だと思っていることも、神が与えてくれた宝物なんです。その宝物をを生かしながらやっていく。これが神を信じる生き方なんです。

(次回Q7に続きます)

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