【斎藤一人】嫌ならやめてもいいんだよ（その⑥）　～心が軽くなる生き方

こんにちは、一人さんです。
生きていれば誰だって、嫌なことに出合います。
嫌な人。
嫌な仕事。
嫌な勉強。
嫌な結婚。
嫌な頼まれごと。
嫌な考え方。
こういう嫌なこと、みんなはどうしていますか？

ほとんどの人は、嫌でも我慢しちゃうんじゃないかな。
つらいのは自分だけじゃない。
みんな我慢しながら生きているんだ。
人生には嫌なことの一つや二つあってあたりまえ。
幸せになるためには、嫌なことも我慢しなきゃいけない。そう思いながら、ひたすら耐え忍ぶ。
日本人って真面目だから、どんなに嫌でもがんばり続けちゃうんだよね。

でも、考えてごらん。我慢したって、幸せにはなれないんです。
嫌なことなんだけど、我慢しちゃうっていう人にとって、少しでも助けになればいいなと思って、『斎藤一人嫌ならやめてもいいんだよ』（ナチュラルスピリット）っていう本を書いたんです。
これを読んでいる人も、真面目な人が多いでしょうから、参考になればと思ってお伝えしていきますね。

あと、これはいつもお伝えしていることなんだけど、私の話には、「不思議だなあ」「信じられないなあ」と思うような話も出てきますが、全部本当のことなんです。
皆さんのタメになると思って、一生懸命お話ししていきますから、そのつもりで読んでくださいね。それではよろしくお願いします。

●本記事は『ゆほびかGOLD』vol.45の記事を再編集したものです。

その⑥好きなことなら我慢も苦痛に感じないんだ

「嫌ならやめてもいいんだよ」

この言葉は、人の心をものすごく軽くするの。

なぜ心が軽くなるのかと言うと、「嫌なことはしなくていい」というのが正しい道で、魂がそれを望んでいるからです。

ところが多くの人は、魂の望みを無視して、我慢ばかりしている。

あなたの魂は我慢なんかしたくないし、神様だって俺たちに我慢を強制しない。好きなことをして、楽しい人生を送ってほしいというのが神様の願いなんだよ。

ただね、誤解のないように言っておくんだけどね。

好きなことをすれば、いっさい我慢せずに済みますかって言う人がいるんだけど、それは違うよ。

この世に、まったく我慢のない場所はないからね。

何をしたって、ある程度の我慢は伴います。

ただ、苦しいことがあったとしても、それが好きだったらつらく感じないんだよね。

例えば、野球が好きな人が野球に打ち込んでいるとき、そこには我慢がつきものなの。血のにじむようなキツい練習って、我慢なしにできることじゃない。

だけど好きなことをしているときの我慢は、不思議と苦痛が伴わないんです。

野球が好きじゃない人にとっては地獄のような練習メニューでも、ボールを抱えて寝るほど野球が好きでたまらない人にとっては、むしろ楽しいんです。

ウソだと思ったら、「野球は好きじゃないけど、毎日つらい練習をしたおかげで甲子園に出られました」っていう人を探してみな（笑）。そんな人、絶対にいないから。

人に強制されなくても、好きなことは自ら練習に取り組める。

そういう人間が成功するし、幸せな人生を手に入れられるんだ。

（次回⑦に続きます）