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【斎藤一人】嫌ならやめてもいいんだよ(その⑫) ~心が軽くなる生き方

こんにちは、一人さんです。
生きていれば誰だって、嫌なことに出合います。
嫌な人。
嫌な仕事。
嫌な勉強。
嫌な結婚。
嫌な頼まれごと。
嫌な考え方。
こういう嫌なこと、みんなはどうしていますか?

ほとんどの人は、嫌でも我慢しちゃうんじゃないかな。
つらいのは自分だけじゃない。
みんな我慢しながら生きているんだ。
人生には嫌なことの一つや二つあってあたりまえ。
幸せになるためには、嫌なことも我慢しなきゃいけない。そう思いながら、ひたすら耐え忍ぶ。
日本人って真面目だから、どんなに嫌でもがんばり続けちゃうんだよね。

でも、考えてごらん。我慢したって、幸せにはなれないんです。
嫌なことなんだけど、我慢しちゃうっていう人にとって、少しでも助けになればいいなと思って、『斎藤一人嫌ならやめてもいいんだよ』(ナチュラルスピリット)っていう本を書いたんです。
これを読んでいる人も、真面目な人が多いでしょうから、参考になればと思ってお伝えしていきますね。

あと、これはいつもお伝えしていることなんだけど、私の話には、「不思議だなあ」「信じられないなあ」と思うような話も出てきますが、全部本当のことなんです。
皆さんのタメになると思って、一生懸命お話ししていきますから、そのつもりで読んでくださいね。それではよろしくお願いします。

●本記事は『ゆほびかGOLD』vol.45の記事を再編集したものです。

Index

その①嫌なことを我慢しても幸せになれないんです

その②周りの「よかったね!」が逃げ道をふさぐ

その③「非常口」があることを覚えておくんだよ

その④人生は何度でもやり直せるんです

その⑤長続きしないのは非常口を使いこなしている人

その⑥好きなことなら我慢も苦痛に感じないんだ

その⑦みんな人の役に立つ「好き」や「得意」を持っている

その⑧俺は俺を喜ばせたいんだ

その⑨あなたが不幸なのは「ダメづけ波動」のせいなんです

その⑩自分のことしか考えていないから腹が立つんです

その⑪説教してくるやつには逆ギレしな(笑)

その⑫嫌なことは満面の笑顔で断る

その⑬人は何度も気が変わるものだよ

その⑭因果が巡っていじめが繰り返されるんだ

その⑮縁を切ることで学びがある

その⑫嫌なことは満面の笑顔で断る

あるとき、タツヤ君が住んでいる地区の人から「来期は、自治会の役員になってください」と言われたの。

「出張でほとんど家にいないのでごめんなさい」って断ったら、持ち回り制だから、どうしても次の役員をお願いしますって。

そしたら、タツヤ君は満面の笑顔でこう返したんです。
「いいですよ。でも、役員会には出ませんのでよろしくお願いします。あと、役員制度を廃止する方向で進めますね」

そうしたら、持ち回りで必ず役員を引き受けなきゃいけないルールだったのに、タツヤ君だけは例外扱いで役員を免除されたの(笑)。

じゃあ、タツヤ君が地域の人とギクシャクしたかと言えば、そんなことはないんです。普通にご近所づきあいをしているんだよね。

それは、タツヤ君がいつも笑顔で、誰にでも優しくて、自分ができることだったら、気持ちよく引き受けているからだよ。

ただ、役員はできそうにないから、思ったことを正直に言っただけ(笑)。

普通の人って、役員はしたくないけど、近所の人にも嫌われたくないって思うんだよね。

誰にも嫌われないように、何とかうまく断る方法はないだろうかって悩む。

けっきょくいい方法を思いつかず、嫌々引き受けるハメになるの。

だけど嫌なことをしているときって顔から笑顔が消えるから、せっかく役員を引き受けても周りから嫌われる。

これじゃ何のために引き受けたのかわからないよね(笑)。

その点、タツヤ君は「俺みたいないいやつが、役員を断ったくらいで嫌われるわけない」と信じて疑わないから、本当に嫌われないんです。

そもそも満面の笑顔で断られたら、断られたほうも笑うしかないよね(笑)。

それでも誰かに文句を言われたときは、それはそれでいいの。

したくないことを我慢して引き受けなきゃいけないくらいなら、文句の一つくらい言われるのは大した問題じゃない。

そう思っているとね、文句を言う人なんて出てこないものだよ。

ものごとって、どう見るかなんだよ。常識からはみ出さないように生きるのもいいけれど、その常識が正しいとはかぎらないんです。

というより、幸せになる道が正しいんだとしたら、世間の常識って間違っていることがたくさんあるよね。

あんまり常識にとらわれていると、いつの間にか自分の幸せを見失っちゃうよ。

反対に、常識の殻を破って見方を変えると、パッと非常口が見えて生きることがうんと楽になることもある。

一人さんの教えの醍醐味は、そこなんです。

もちろん、日本は法治国家だから、法律で決められていることは守らなきゃいけないし、人を傷つけることはしちゃいけないよ。

だけど幸せになりたいんだったら、常識よりも自分の心の声に従う。これが鉄則だよ。

(次回⑬に続きます)

Index

その①嫌なことを我慢しても幸せになれないんです

その②周りの「よかったね!」が逃げ道をふさぐ

その③「非常口」があることを覚えておくんだよ

その④人生は何度でもやり直せるんです

その⑤長続きしないのは非常口を使いこなしている人

その⑥好きなことなら我慢も苦痛に感じないんだ

その⑦みんな人の役に立つ「好き」や「得意」を持っている

その⑧俺は俺を喜ばせたいんだ

その⑨あなたが不幸なのは「ダメづけ波動」のせいなんです

その⑩自分のことしか考えていないから腹が立つんです

その⑪説教してくるやつには逆ギレしな(笑)

その⑫嫌なことは満面の笑顔で断る

その⑬人は何度も気が変わるものだよ

その⑭因果が巡っていじめが繰り返されるんだ

その⑮縁を切ることで学びがある