【斎藤一人】嫌ならやめてもいいんだよ（その⑦）　～心が軽くなる生き方

こんにちは、一人さんです。
生きていれば誰だって、嫌なことに出合います。
嫌な人。
嫌な仕事。
嫌な勉強。
嫌な結婚。
嫌な頼まれごと。
嫌な考え方。
こういう嫌なこと、みんなはどうしていますか？

ほとんどの人は、嫌でも我慢しちゃうんじゃないかな。
つらいのは自分だけじゃない。
みんな我慢しながら生きているんだ。
人生には嫌なことの一つや二つあってあたりまえ。
幸せになるためには、嫌なことも我慢しなきゃいけない。そう思いながら、ひたすら耐え忍ぶ。
日本人って真面目だから、どんなに嫌でもがんばり続けちゃうんだよね。

でも、考えてごらん。我慢したって、幸せにはなれないんです。
嫌なことなんだけど、我慢しちゃうっていう人にとって、少しでも助けになればいいなと思って、『斎藤一人嫌ならやめてもいいんだよ』（ナチュラルスピリット）っていう本を書いたんです。
これを読んでいる人も、真面目な人が多いでしょうから、参考になればと思ってお伝えしていきますね。

あと、これはいつもお伝えしていることなんだけど、私の話には、「不思議だなあ」「信じられないなあ」と思うような話も出てきますが、全部本当のことなんです。
皆さんのタメになると思って、一生懸命お話ししていきますから、そのつもりで読んでくださいね。それではよろしくお願いします。

●本記事は『ゆほびかGOLD』vol.45の記事を再編集したものです。

その⑦みんな人の役に立つ「好き」や「得意」を持っている

そもそも人は、なぜ嫌という感情を抱くのか。

それは、人間には個性があるからです。

個性によって「好き」「嫌い」が生まれるんだよね。

何が自分に合って、どんなことが苦手かは、人それぞれみんな違う。

同じことでも、それを好きだと思う人がいれば、嫌だと思う人もいます。それって個性なんだよね。

でね、みんなが嫌がるようなことを率先してやってくれる人がいるんです。そういう人って、崇高な使命を持っている特別な存在のように見えるときがあるんだけど、実は誰でもそういうものを持っているんだよ。

高いところが平気な人。

会社に嫌な上司がいても気にならない人。

みんながパニックになりそうなときでも冷静でいられる人。

物おじしない人。

誰にでも優しくできる人。

面倒見のいい人。

そういうふうに、誰もが「自分ならではの個性」を持っている。

自分は平凡でいいところが一つもないと思っている人も、自分が気づいていないだけで、必ず人の役に立つような「好き」や「得意なこと」があるはずだよ。

もちろん、その反対に嫌だと思うことや苦手なこともあるしね。

そういう個性をみんなが尊重し合えたら、この世界はもっと楽しくなるし、天国に近づくんだ。

（次回⑧に続きます）