【斎藤一人】嫌ならやめてもいいんだよ（その⑩）　～心が軽くなる生き方

こんにちは、一人さんです。
生きていれば誰だって、嫌なことに出合います。
嫌な人。
嫌な仕事。
嫌な勉強。
嫌な結婚。
嫌な頼まれごと。
嫌な考え方。
こういう嫌なこと、みんなはどうしていますか？

ほとんどの人は、嫌でも我慢しちゃうんじゃないかな。
つらいのは自分だけじゃない。
みんな我慢しながら生きているんだ。
人生には嫌なことの一つや二つあってあたりまえ。
幸せになるためには、嫌なことも我慢しなきゃいけない。そう思いながら、ひたすら耐え忍ぶ。
日本人って真面目だから、どんなに嫌でもがんばり続けちゃうんだよね。

でも、考えてごらん。我慢したって、幸せにはなれないんです。
嫌なことなんだけど、我慢しちゃうっていう人にとって、少しでも助けになればいいなと思って、『斎藤一人嫌ならやめてもいいんだよ』（ナチュラルスピリット）っていう本を書いたんです。
これを読んでいる人も、真面目な人が多いでしょうから、参考になればと思ってお伝えしていきますね。

あと、これはいつもお伝えしていることなんだけど、私の話には、「不思議だなあ」「信じられないなあ」と思うような話も出てきますが、全部本当のことなんです。
皆さんのタメになると思って、一生懸命お話ししていきますから、そのつもりで読んでくださいね。それではよろしくお願いします。

●本記事は『ゆほびかGOLD』vol.45の記事を再編集したものです。

その⑩自分のことしか考えていないから腹が立つんです

嫌なことを我慢していると、我慢しないで自由に生きている人を見たときに、腹が立ったりイライラしたりするんです。

自分が我慢しているから、我慢しない人が許せないんだよね。

あなただって嫌なことを我慢しなくていいのに、あなたは、あなたの意志で我慢の道を選んでいる。

それはあなたの自由だから好きにしたらいいし、あなたのやり方を変えろとは言わないよ。

だけど、ほかの人に対しても我慢を強要するのはやめようよって。

みんな、いろいろな事情があるんです。

あなただったら１カ月我慢できることでも、１週間と我慢できない人もいる。

あなたは、カゼをひいている人と、ずっといっしょにいてもうつらないかもしれないけど、カゼをひいている人とちょっと会っただけでうつっちゃう人だっているんです。

それなのに、自分より我慢できない人に腹を立てるのは、あなたが相手のことをまったく考えていないからだよ。

自分のことしか考えていない人が、そうやってイライラするの。

ほかの人への思いやりとか、優しさに欠けているんです。

あの人は本当につらいんだろうな。

何か我慢できない事情があるのかな。

そう思ってあげられる人は、誰に対しても怒ったりイライラしたり
しません。

自分とは生き方が違う人を見ても、「世の中っていろんな人がいるんだな」って思えばいいの。

で、そんなに腹が立つんだったら、あなたも非常口の扉を開けたらいいんです。それぜんぶ解決する話だよ。

（次回⑪に続きます）