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【分杭峠】心技体が整うゼロ磁場スポット超入門②~分杭峠が「ゼロ磁場」である理由

分杭峠の最も有名な「気場」

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Chapter②中央構造線がポイント!「分杭峠」が強力な気場でゼロ磁場スポットでもある理由

 前項で、私が秋葉街道を「気の道」だとにらんでいたというお話しをしました。その理由は、秋葉街道が伊那谷の「中央構造線」に沿って走っていることにあります。

 中央構造線は、日本列島の最大かつ最古の断層です。日本列島がアジア大陸の一部だった約1億3000 万年前(白亜紀)にできたとされます。

 中央構造線は、伊那谷の長谷地区を南北に走っています。分杭峠から北に10キロほどの「構造線公園」には、二つの断層の境目がくっきりと見える場所もあります(下写真)。

構造線公園にある中央構造線の断層の境目。「溝口露頭」と呼ばれる

 中央構造線や、その付近を南北に流れる天竜川は、日本の東西文化の分岐点であるとも目されます。例えば電気も、60ヘルツの西日本の東端が伊那谷なのです。

 中央構造線をもっと広い範囲で見ると、下図のように、関東から九州まで走っています。そして、その付近には、重要な聖地がいくつもあるのがわかります。

 ちなみに、断層といえば、地中海の東端からアフリカ大陸の東側を南北に貫くグレートリフト・バレーという巨大断層があります。

 エルサレムは、誰もが知る三大宗教の聖地ですが、ここもグレートリフト・バレー上にあるという点で、分杭峠と共通しています。

 しかし、分杭峠は宗教色がまったくなく、万人に開かれたパワースポットです。これは、世界的にも非常に珍しく、私が分杭峠を強く推す理由の1つでもあります。

「ゼロ」の場には気が集まりやすくなる

 さて、では中央構造線沿いの地域の中でも、分杭峠が強力な気場である理由はなんでしょうか。

 私なりの仮説がありますが、その説明には、前述した佐々木茂美教授の「ゼロの場理論」に触れる必要があります。この理論の中では、次のようなことが言われています。

●相反するものが拮抗し、釣り合って「ゼロ」を保っている場合、それは潜在的なエネルギーを秘める。

●そうした「ゼロ」の中心部には、気が集まる場合がある。

 例えば、左右の手のひらが触れあっただけならただの「ゼロ」ですが、両手に力を入れて押し合っている場合はエネルギーを秘めた「ゼロ」になり、気が集まるというわけです。

 この点、分杭峠は、取り巻く岩盤や地層がぶつかり合ったりねじれたりして、強い圧力を受けた「ゼロ」の場と目されます。

磁気が打ち消し合って気が集まる場所

 そして、分杭峠の代名詞になっている「ゼロ磁場」。これは「ゼロ」の場で生じうる現象の1つで、磁気同士が打ち消し合っている場所です。

 分杭峠が実際にそうなのかどうか、科学的な検証はなされていませんが、私は以降の理由から、実際にゼロ磁場か、それに近い特異点なのではないかと推測しています。

 まずは、磁石がくるくると回る場所が点在すること。私も、スマホのコンパス機能で確認できました。

 また、分杭峠からさほど離れていない場所に、「二児山」という山があります。名前どおり二つのピークを持つ山で、その間には「仏像構造線」という長い断層が走っています。

 ここは、電波が集まる不思議な山とされ、かねて専門家の間では注目されてきました。誌面の都合で詳しくは割愛しますが、電波が集まるという現象から見て、二児山の磁場の影響がかなりの上空まで影響している可能性があると見ています。

構造線公園のある美和ダム湖畔から二児山と分杭峠を望む

 となれば、それは分杭峠にも影響して、ゼロ磁場かそれに近い状態を生み出しているのではないか、というのが私なりの仮説です。

 こうした希有な条件を備えた特異点こそ分杭峠であり、それが、強力な気を集める場であるゆえんなのです。次の項目では、分杭峠の気に触れたとき、私たちにどのようなことが起きるのかを見ていきましょう。

次回に続きます

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