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【分杭峠】心技体が整うゼロ磁場スポット超入門①~分杭峠はこうして発見された

分杭峠の最も有名な「気場」

Chapter①心身が癒やされ潜在能力が活性化!世紀のパワースポット「分杭峠」の強力な気場はこうして発見された

分杭峠は長野県の伊那市にある

 皆さんは、分杭峠をご存じでしょうか。かつて一大旋風を巻き起こし、最近またテレビなどで取り上げられることが増えたので、耳にしたことのあるかたも多いでしょう。

 分杭峠は、長野県南部の盆地・伊那谷にある、標高1424メートルの緑深い峠です。「ゼロ磁場」というキーワードとともに、世界有数のパワースポットとされています。

 ゼロ磁場とはなんなのかは後述しますが、私が講師を務めた分杭峠ツアーの参加者や、専門家の話を総合すると、分杭峠には心身を癒やす効果や、潜在能力・創作力を発揮させる効果があるようです。これらの相乗効果として、成功や金運が得られたかたもいます。

 具体的には、リューマチで動かなかった手が動くようになった、腰の痛みが改善した、よいアイデアがひらめいたなどの声があります。一流アスリートが訪れたところ、よい結果につながったとも聞いています。

 分杭峠が、こうした現象を呼ぶパワースポットである理由は、ここに強力な気場(よい気が発生する場)が点在していることです。

 中でも特に有名で、多くの人が訪れる気場が2カ所あります。実は、私は幸いにして、この気場の発見に深く関わることができました。

標高が書かれた分杭峠の看板

著名な気功師に場の診断を依頼した

 1995年のこと。当時、伊那谷のダム工事事務所に赴任していた私は、地元有志が集まって創設した「21世紀の伊那谷を考える会」の中核として、地域振興に取り組んでいいました。

 皆でそのための協議を続ける中で、他地域との差別化を図るために、伊那谷が誇る「気のよさ」「気の強さ」を打ち出すというアイデアが持ち上がりました。

 そこで、気の研究の第一人者である佐々木茂美教授(当時、電気通信大学)に相談したところ、ちょうどいいタイミングでした。というのも、教授が中国の著名な気功師・張志祥先生を1ヵ月の日程で日本に招待したところだったのです。

 教授より、「張志祥先生の滞在期間中に、休息がてら伊那谷にお越しいただき、場所の診断をお願いしましょう」というお約束をいただくことができました。

 1995年7月2日、張志祥先生を含む十数名を乗せたマイクロバスが駒ヶ根市を出発し、秋葉街道に向かいました。秋葉街道とは、長野県の上田市から茅野市を経由して、静岡県浜松市の秋葉神社に至る国道152号のことです。

秋葉街道こそ「気の道」だとにらんでいた

 理由は次の項目で述べますが、私は以前から、秋葉街道こそ「気の道」であるとにらんでいました。そこで、分杭峠をスタート地点とし、そこから秋葉街道に沿って移動しつつ、場の診断をしていただくというプランを立てていたのです。

 分杭峠では、長谷村(当時)の村長らと待ち合わせて挨拶をするだけの予定でした。ところが、挨拶が終わると、張先生がお一人で斜面を駆け下りたり、瞑想をされたりした後、「この方角(東)に行きたいが、道はありますか?」と仰いました。

 私が林道があるのをご説明すると、先生はその林道を早足で進まれ、5、6分歩くと、目を閉じ、しばし佇まれました。まもなく先生は「先ほどの場所とここの間に、いい場所があります」と仰ったのです。

 先生は林道をスタート地点へと戻り始めました。相当の距離を戻ったときに、先生は興奮気味に林道の斜面の下のほうを示しながら、こう仰いました。

「このすぐ下にある木の下に、とてもよい香りを出している場所があります。そこは、蓮花山(※)と同等か、それ以上によい場所です」

※蓮花山とは 張志祥先生が発見した中国湖北省にある世界有数のパワースポットでゼロ磁場地帯とされる。

 当時は道がなく険しい場所だったため、先生が示す地点には行けませんでしたが、これが、世界有数の気場が発見された瞬間でした。

 こうして、張志祥先生に見出された分杭峠の気場は、徐々に人々に知られていくことになります。

 後に、気場に行くための道や、丸太のベンチに座って気を浴び、瞑想などもできるスペースも作られて、メディアにも取り上げられ、多くの人が訪れるようになったのです。

気場へと続く道を示す看板

 私は、この気場が発見されて以降今に至るまで、「分杭峠にはなぜ気場が多いのか?」「なぜゼロ磁場なのか?」ということをさまざまな角度から考察してきました。

次回は、そこを見ていきましょう。

次回に続きます

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