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【自分中心心理学】⑤悩みに回答ー後輩が自分よりも出世して胸がざわつく

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【職場の悩み】後輩が自分よりも出世して胸がざわつく

大手メーカーで働く38歳の女性です。大学を卒業してから今の会社で働いています。

同期の女性社員が寿退社していくなか、やりがいのある仕事を与えてもらい、実績を残してきました。休日出勤もいとわず、仕事そのものを楽しんできました。

なのに先日、2年下の後輩が、あるプロジェクトに抜擢され、それに伴い役職も私より上になりました。胸がざわつき、納得がいきません。

【回答】休める自分になれば出世はあとからついてきます

 あなたは、「休日出勤もいとわず、仕事そのものを楽しんできました」と言っています。ですが、ほんとうに自分をたいせつにしている人は、休日は休日で、自分のための時間を過ごしたいと思うのではないでしょうか。

 休日も会社に行くことをよしとする人は、そんな自分をカッコイイ、能力があると思っていることも少なくありません。しかし、無意識では「少し休みたい」「疲れた」と思っているので、そこに気づいてあげる必要があります。

 また、あなたは、後輩のほうが自分よりも上の役職に就く、という人事に納得できない思いを抱えていますが、出世できない人は無意識で「責任を取るのが怖い」と思っています。つまり、無意識では出世できなくてホッとしているわけです。

 責任を取るのが怖いのは、「自分のせいにされたくない」と、過剰に物事を考える癖があるということ。過剰に考える癖があると、「休日出勤を断って、評価を下げられたくない」などと考えてしまうので、休日も出社してしまいます。

 そこで、「今日は残業を10分早めて切り上げる」「1カ月に数回は休日出勤はしない」というふうに意識して少しずつ休みを取るようにしていきましょう。

 すると、「会社のために尽くす」という考えから「自分のために仕事をしたい」という、プラスの発想に変わっていきます。

 自分の時間ができると、まず「したくないこと」が見えてきます。「飲み会に行きたくない」「満員電車には乗りたくない」など、あなたの「したくないこと」をかなえてあげてください。

 すると、初めて、「自分の意志でしたいこと」が見えてきます。

 自分の意志で物事が決められるようになれば、自分で決めた範囲の責任を取れるようになるでしょう。

 周りからの信頼も厚くなるので、その結果、出世できるようになるのです。

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