日本人はもっと動物性たんぱく質を摂るほうがいい
ダイエットにバニラアイス?――タイトルを見て、そう思われたかもしれませんね。でも、タイトル通りなんです。ダイエットに最適のバニラアイスをご紹介しましょう。
まずは、こくらクリニック院長の渡辺信幸医師から栄養学のお話を。
「健康な体を保つために、日本人は何を食べるべきか。その答えは、厚生労働省が発表する『日本人の食事摂取基準』にあります。
最新の2020年版を見ると、健康のためには、動物性たんぱく質と脂質をしっかり摂るように明記されています。一方、炭水化物は、目標摂取量はあまり重要視されておらず、むしろ摂りすぎによる健康リスクが指摘されています。
わかりやすく言うと、「日本人はもっと肉、卵、チーズなどの動物性たんぱく質をしっかり摂りなさい」「油は植物油より動物性脂肪を摂りなさい」「炭水化物は食べ過ぎに注意しなさい」ということ。これが栄養学的には正解なのです」(渡辺医師)
そこで、バニラアイスの登場です。バニラアイスって、どんな材料で作られているかご存じですか?卵に生クリーム、砂糖を混ぜて、凍らせたものです。卵は、動物性たんぱく質の宝庫。生クリームは、動物性脂肪の宝庫。栄養学的にバッチリなんです!
生クリームと卵だけで、実はほとんどの栄養素を摂ることができる
問題は、市販のバニラアイスにふんだんに入っている砂糖です。例えば、ハーゲンダッツのバニラアイス110ml(小カップ)には、約20gの砂糖が入っています。でも、バニラアイスを手作りすれば、その量を減らしたり、体に吸収されない甘味料にしたり、自由に調整できますよね。
「でも、アイスクリームメーカーとか家にないし」と思われるかもしれませんね。だいじょうぶ、要りません。なんと冷凍庫さえあれば、混ぜるだけで作れてしまいますよ。
『ゆほびか』2021年9月号では、「混ぜて凍らせるだけ!糖質カットも思いのまま!手作り濃厚バニラアイスダイエット」の特集を掲載。続けやすいように工夫した、とても簡単な作り方をご紹介しています。
渡辺医師はこうも話します。
「例えば朝ごはんには、食パンよりも濃厚なバニラアイスを食べる方が栄養素に偏りがありません。『野菜がないけどだいじょうぶか』と不安に思う人もいるかもしれませんが、実は、生クリームと卵だけでほとんどの栄養素を摂ることができます。手作りアイスなら、朝食以外にもおなかがすいたときにいつでも食べていいですよ」(渡辺医師)
ご興味のあるかたは、どうぞ『ゆほびか』2021年9月号をチェックしてくださいね。