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【イライラ】【疲労】小麦と乳製品をやめると心身が劇的に変わる

足りない栄養を補うより、まずは体に悪影響を与えている食物を除去せよ

小麦には麻薬のような中毒性があり、食べ過ぎやすい

「ちょっとしたことでイライラする」
「体がいつもだるい」
「頭痛や肩こりがひどい」
「なかなかやせられない」
といった症状に当てはまる人は、「小麦と乳製品」をやめてみてはいかがでしょうか―――

そう提案するのは、体の中の栄養状態を“最適”にすることで病気を根本から改善させていく治療法、「オーソモレキュラー」を実践している溝口徹医師(みぞぐちクリニック院長)です。

「パンは大好きだからやめられない」
「ヨーグルトは体にいいんじゃないの?」
という声が聞こえてきそうですが、とりあえず、2週間だけでいいので試してみてください。

「栄養療法でいう『最適な栄養状態』というのは、一般的に知られている栄養摂取基準とは大きく異なります。栄養療法では、栄養をプラスするより、体に悪影響を与えている食物を除去することこそが重要で、その代表的な食べ物が小麦と乳製品です。

特に小麦は、腸に炎症を起こして血糖値が上昇しやすくなり、そのため太りやすい体になります。しかも麻薬のような中毒性があるため、どうしても食べたくてがまんできなくなったり、食べすぎたりしやすいのです。また、乳製品に含まれる「カゼイン」というたんぱく質にも、小麦と同じような作用があるため、同時に実践するのがいいのです。

パン、パスタ、うどん、牛乳、ヨーグルト、チーズなどを2週間除去した後、「頭がスッキリした」「イライラしなくなった」「疲労やだるさが軽くなった」「やせた」など体調に一つでもいい変化があれば、小麦や乳製品が自分の体に合っていないということ。食べるのをやめれば、心身が劇的に変わります」(溝口医師)

会社を休まなくなった! ADHDが落ち着いた!

重い片頭痛がよくなり、毎日通勤できるようになった!

溝口医師は、こう続けます。

パンやパスタ、クッキーなど小麦の食品が、心身の不調を招くことは、近年、欧米では広く知られるようになってきました。起こりやすい症状は以下のとおりです。

・慢性的な疲労感、倦怠感
・頭痛、肩こり
・関節痛
・食べ過ぎ、食後の胃もたれ
・腹痛、下痢と便秘を繰り返す
・アトピー、花粉症などアレルギー
・肌荒れ、乾燥肌
・集中力の低下、イライラ
・生理不順や重い生理痛

人によっては、これらの症状が重いこともあります。その場合、小麦をやめると、人生が劇的に好転します。

例えば、うつ病だったAさん(30代・女性)。Aさんは、食事やサプリメントで心身を整えることで、抗うつ剤を断つことができました。しかし、たびたび起こる重い片頭痛だけはよくなりませんでした。そんなAさんが、私の著書を読んで取り組んだのが、小麦の除去です。結果、体調は劇的に改善。休みがちだった会社にも毎日、通勤できるようになりました。

また、中学1年生のADHD(注意欠如・多動症。発達障害の一種)の男の子は、小麦と乳製品をやめたら、1か月でひどい疲労感がなくなり、3か月で友達とのトラブルがなくなって授業にも集中できるように。彼はその後、進学校とされる高校に見事合格しました。

このような例は、枚挙にいとまがありません」(溝口医師)

溝口医師のお話をもっと詳しく知りたいかたは、どうぞお近くの書店、またはネット書店で『ゆほびか』2021年8月号をお手に取ってみてくださいね。

大特集は「やめる生き方で超懸鼓になる!人生が大好転!」

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