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【耳ツボ】【耳マッサージ】⑦ 頭痛、肩こり、不眠、高血圧、認知症予防に!自律神経が整うと医師も太鼓判!

耳には全身のツボが集中しており、耳をさわるだけで全身にアプローチできます。しかも、耳は脳に近いため、刺激が脳に伝わりやすく、即効性があります。すぐに両手が届き、セルフケアしやすいのも、耳のメリットです。

そこで私は、一般のかたも手軽に安全にできる耳マッサージの方法を考案しました。耳にある全身のツボに働きかけると同時に、耳の周囲にあるリンパ節を刺激してリンパの流れをよくすることで、より効果が高まります。

耳は健康のバロメーター。肩こりや腰痛など体の痛みだけでなく、ストレスや自律神経など精神的な不調も、耳に現れます。耳マッサージを日頃のケアに取り入れることで、不調をいち早く察知し、悪化を防いでいただければと思います。

朝晩の1日2回耳に意識を集中して行う

認知症予防の耳マッサージでは、脳のツボが集中する「対珠」に加え、耳の穴の上のくぼみにある「腎」のツボも刺激します。

東洋医学では、は生命の根源であると同時に脳をつかさどり、脳髄や脊髄はの支配するところとされています。の機能が低下すると、脳の老化や認知力の低下のほか、白髪や老眼、歯が弱くなるなど老化現象が加速すると考えられています。

耳のマッサージは、全身の老化を防ぐとともに、の機能を高めて認知症を予防する効果があります。まず手のひらで耳全体を刺激して体に活力を与えてから、脳とのツボを刺激します。朝晩の1日2回、耳に意識を集中させて行いましょう。

この耳マッサージには、体全体を活性化させる働きがあり、認知症だけでなく、心身の老化予防や疲労回復にも効果があります。

カゼが長引いたときや、体が疲れたとき、頭がシャキッとしないときにもお勧めです。

症状別「耳マッサージ」認知症予防

「腎」は、耳の穴の上のくぼみの上方にあります。

「対珠」は、耳たぶの上部にある小さな軟骨の出っぱり部分。ここには、脳のツボが集中しています。

4本指と手のひら全体を使って、耳の中まで圧をかけるつもりでしっかり耳を押さえながら、手のひらをゆっくり後頭部まで滑らせる。次に、そのまま手のひらをゆっくり前に引く。これを数回繰り返す。

少しずつ指の位置をずらしながら、耳たぶ全体をまんべんなくもむ。力加減はやや強めに、痛気持ちいいと感じるくらいを目安に。3分くらいかけて、耳たぶがポッポッと熱くなってくるまで続ける。

「腎」のツボを、中指でグッと押す。グッと押したあと、力を抜いて緩めるのを数回繰り返す。人さし指のほうが力を入れやすければ、人さし指でもOK。