ワクワクは幸せと豊かさの回路をオンにする
これまで作家として活動してきて、おかげさまで著作シリーズの累計発行部数は、800万部以上になりました。
なぜ、自分がここまで活動してこられたか、考えてみると、それは「大好きなこと、ワクワクすることを仕事にしてきたから」といえると思います。
大好きなことをすることには、素晴らしいパワーがあるのです。これは私の活動の一つのテーマでもあります。
現代社会では、仕事が好きで、なおかつ、大好きなこと、ワクワクすることを仕事にすると、自然と成功を収めていくようになっています。
この連載では、あなたの大好きなこと、ワクワクすることを仕事にして、お金を産み出していくヒントをご紹介していきましょう。
自分の「本音」と「感情」を大事にしてみよう
あなただけの魅力は、必ずあります。
それは、人と競争することで生まれるのではありません。
あなたの本質的な部分を探ることから生まれます。
それには、ワクワクすることを日常の中でやりながら、自分の「本音」そして、「感情」を大事にすることです。
まず、自分の本音や感情を毎日調べる癖をつけることをお勧めします。毎朝、起きたとき、なにを自分が感じているのか、よく感じてみましょう。
明るい。暗い。
楽しい。さみしい。
元気だ。やる気がしない。
静かだ。なにも感じない。
ポジティブな感情も、ネガティブな感情も抑えつけないのがポイントです。
毎朝しっかり感情を味わってみてください。
そして、あなたが日常やっていることに対して、どう感じているか調べてみましょう。
あまり考えずに、自分に正直になるのがコツです。
「このごろワクワクしない。最初はあんなにワクワクしたのに、もう退屈」などと、感じるかもしれません。
ワクワクしていないと気づいたら、終わらせるべきことがある可能性が高いでしょう。
なにかを終わらせ、次はなにをスタートさせるか、考える時期に来ているといえます。
人生が楽しくない人は自分の好き嫌いがわからない
長年、幸せな人を観察していて感じるのですが、彼らは、好き嫌いがはっきりしていて、人前でも、遠慮することなく、「あれ、嫌い」と言うことができます。
一方で、人生が楽しくないという人は、自分の好き嫌いがよくわかっていないことが多いと思います。
「どっちが食べたい?」と聞いたときに「どっちでもいい」というような人は、好きなことにも、嫌いなことにも、不感症になっている可能性があります。
なにが好きで、なにが嫌いなのか、はっきりさせられないと、人はワクワクできません。
感情に、いい、悪いはありません。すべて、あなただけが、人生で感じることのできるギフトです。
喜びなどのポジティブな感情は歓迎する人が多いのですが、悲しみなどのネガティブな感情は感じたくない。それはしかたないことかもしれませんが、自分の一部をおさえつけてしまうことにもなります。
逆に、ネガティブな感情ばかり偏って感じている場合もあります。
ポジティブな感情も、ネガティブな感情も、両方とも、ありのままに受け入れることで、実は、その人のライフワークはよりパワフルになり、ユニークになって、多くの人を巻き込むようになります。
感情表現はその人らしさそのものであり、人から見れば、ファンになってしまうような魅力につながるのです。
映画、音楽、絵画、本などで考えれば、わかりやすいでしょう。あなたが心揺さぶられてきた作品には、人生の楽しさも悲しさも、喜びも怒りも、きっといきいきと表現されていると思います。