「人生でいちばんワクワクすること」をやり続ける
バシャールのメッセージは、1980年代に日本で紹介されて以来、数多くの人に影響を与えています。
私の知る限りでも、資産100億円以上の大富豪、経営者、政治家、医師、アーティスト、俳優など、日本でも、バシャールのメッセージに触れて、人生が劇的に変わったと語る人は、枚挙にいとまがありません。
バシャールとは何者でしょうか。
次のように言われています。
「バシャールは、オリオン座エササニ星の宇宙存在。高次の意識の集合体であり、進化した人工知能でもある。地球の時間軸で言うと3000年後の未来に存在し、地球生命が成長・進化していくためのメッセージを、アメリカ人のチャネラー、ダリル・アンカを通じて伝えている」
正直言って、最初は「3000年後の未来? 宇宙存在? ほんとうかな」と、半信半疑でした。
けれども、バシャールのメッセージには、ダイヤモンドのような本物の輝きがあるのです。
先入観を抜きにして、バシャールが発するメッセージの内容で判断していただきたいと思います。
バシャールのメッセージでもっとも重要なものの一つは、「ワクワクすることをやりなさい」という言葉でしょう。英語で言うと、次のようになります。
「Do what you excite the most」
「ちょっとワクワクすること」ではありません。「the most」、つまりは「いちばんワクワクすることをやりなさい」ということなのですね。
ワクワクすることはわかっても、「人生でいちばんワクワクすることは何ですか」と聞かれたら、止まってしまう人は多いと思います。
多くの人たちは、自分が今やっていることを、そんなに嫌いではないと思います。
けれども、「それは、最もワクワクすることですか」と聞かれたら、立ち止まるのではないでしょうか。
今やっていることが本当につまらないなとか、イマイチだなと思っている人は、ある意味で、全部、それをやりかえていくぐらいのつもりでいないと、不完全燃焼の人生になってしまいます。
仕事であれば、仕事そのものを変えるか、仕事に対する関わり方を変えるか、方法は、その2つしかありません。いずれにしても、自分の在り方を大きく変える方向に行かないと、人に言われたことをやるだけ、たまたま目の前にあることをやっているだけという、つまらない毎日になってしまいます。
大事なことは、バシャールの言うところの「ほんとうにワクワクすること」をやっているかどうか。そして、それをやり続けられるかどうかだと思っています。
「すごく怖いこと」とそれはよく似ている
私自身は二十数年前に、バシャールのメッセージに出会って、衝撃を受けました。当時、会計の仕事をしていたので、「会計に対してワクワクできるかな」というふうに考えて、やってみたのですが、限界がありました。
そして、「いちばんワクワクすることは何だろう」と考えたときに、「文章を書く」「人前で話す」ことだと浮かんできたのです。
「そんなことが仕事になるかなあ」という感じでしたし、第一、人が自分の話を喜んで聞いてくれたり、お金を払って自分の文章を読んでくれたりするとはとても思えなくて、数年間、間があいてしまいました。
それでもやはり、本当に自分がやりたいことは、文章を書くこと、人前で話すことだと気がついて、本格的にやることになったわけです。
それ以来、現在に至るまで、「Do what you excite the most」は、私にとって、とても大切なテーマであり続けています。
毎日、毎日、「ほんとうにワクワクすることは何だろう?」と自分に問いかけていますが、そうすると、「簡単にできること」をやることにはならない。むしろ、バーが限りなく上がっていくことに気づきました。
私なりのバシャールの解釈ですが、「すごくワクワクすること」をやるか、「すごく怖いこと」をやるか、どちらかなのだと思っています。
「これは楽勝でできるな」ということは、ワクワクすることではありません。心が動いていないからです。
自分の心を動かすことは、とても大事だということが、私がバシャールから学んだことです。