幸せとお金を引き寄せる「才能」は、誰の中にもあります。
才能を探す簡単な方法は、自分の感情を「才能探知機」として使ってみることです。
ポジティブな感情、ネガティブな感情、どちらも宝物のありかを教えてくれます。
この特集でコツをお伝えしましょう。
●本記事は『ゆほびかGOLD』vol.19の記事を再編集したものです。
才能が開花すると人生が幸せで豊かになる
人生がどこか楽しくないと思っているかた、「なにか違う」と感じているかたは少なくないでしょう。お金や人間関係に悩みを抱えているかたも、いらっしゃるかもしれません。
そういった状況を変えるために、私がお勧めするのは、「才能を活かす」という生き方です。
才能が開花すると、今よりもっと、自分の人生を楽しめます。出会う人が変わり、運がよくなり、人に喜ばれたり感謝されたりして、人間関係も経済状態も含め、人生全体が、より充実したものにシフトします。
しかし残念なことに、多くの人は、才能を活かさずに生きています。
「私には才能なんてない」と感じる人もいるかもしれません。しかし、才能は誰にでもあります。生まれ育ち、職業、性別などに関係なく、何歳からでも開花させられます。
■「才能」に関する7つの誤解
才能を活かす人生とは愛を表現する人生
大好きなことをして、才能を活かしている人とともにいると、とても心地いいものです。
バレリーナ、スポーツ選手、歌手、画家、職人、技術者……。有名無名は関係なく、才能を活かしている人たちには、「気の流れ」があり、人間としての美しさや魅力があります。そういった人をテレビや本で見るだけでも、きっと心地よさを感じ、元気が湧いてくることでしょう。
それは、彼らの中から「愛」があふれ出ているからです。
才能を活かすとは、人に対してなにかを与えることであり、「愛の表現」だと思います。才能を活かしている人から湧き出る愛を、その周囲の人たちは、心地よいと感じ、魅力として受け取めるのです。
才能を活かさない人生に慣れていないか?
また、才能には、不思議な性質があるようです。これは私の実感なのですが、自分が持っている才能を使わずにいると、鬱屈したものがたまったり、落ち込んだり、苦しくなってしまうようなのです。
才能には、与えられただけ使わなければいけない、「責任」のような要素があるのかもしれません。
私は講演や執筆などいろいろな活動をしてきましたが、もっとも多く受けた質問が、「大好きなことをして才能を活かして生きていきたいのですが、自分がなにが好きか、どんな才能があるかわかりません」というものでした。
なぜわからないかというと、ふつうの人は才能を活かさない人生に慣れてしまっていて、そのパターンから抜け出せないのです。
では、才能を活かす人生にシフトした人たちは、どのように抜け出したのでしょう。
たとえば、リストラや大病といったネガティブに見える大事件が起き、人生が揺らいだことで、才能に目覚めたかたは多くいます。
ご主人が病気で働けなくなってしまった主婦が、必要に迫られて保険のセールスをはじめたところ、みるみるトップセールスになったというような例はたくさんあります。リストラをきっかけに、大好きなパン作りの腕を磨き、自宅でパン教室を開いて成功したという例もあるでしょう。
とはいっても、才能を見つけるために、人生の大変化を待っているわけにはいきません。リストラなんて、できれば遇いたくないものです。そのような大事件に遭う以外に才能を見つける方法はないのでしょうか。
そこで私がお勧めするのが、「感情」を手がかりに、才能を見つけるという方法です。感情をどのように使えばいいのか、次回から、具体的に見ていきましょう。