幸せとお金を引き寄せる「才能」は、誰の中にもあります。
才能を探す簡単な方法は、自分の感情を「才能探知機」として使ってみることです。
ポジティブな感情、ネガティブな感情、どちらも宝物のありかを教えてくれます。
この特集でコツをお伝えしましょう。
●本記事は『ゆほびかGOLD』vol.19の記事を再編集したものです。
ネガティブな感情は才能発見の探知機
自分らしく生きるのに不可欠の「才能」を探すには、あなたの感情を、才能探知機として使ってみることです。才能が埋まっているポイントに近づくと探知機が作動し、ポジティブな感情、あるいはネガティブな感情が発生します。
自分の才能があるところで、ポジティブな感情が起きるというのは、わかりやすいと思います。
なにかを作っている自分を想像するだけでワクワクするとか、何時間も夢中になって企画書を書いていたとか……そういうときに起きているのが、ポジティブな感情です。
一方、才能があるところで、ネガティブな感情が起きるとは、どういうときか説明しましょう。
例えばイライラは、絶好の才能発見ポイントです。
子ども時代によく叱られた事柄も、たいていその人の才能につながっています。
「おしゃべりが過ぎるぞ!」と言われた経験があるなら、人前で話す才能があるかもしれません。
世界的な講演家の友人たちに話を聞くと、今、セミナーや講演会を開いて成功している人のほぼ全員が、子ども時代に「少し静かにしていなさい!」と叱られた経験があるようです。
さらに、過去の悲しみ、くやしさも、才能の発見ポイントです。
「ピアノが好きだったけれど、コンクールで優勝できず、嫌いになった」、「夢中で絵を描いていたが、美大に行けなかったから封印した」……といった記憶はありませんか? もしピアノや絵の才能がなかったなら、それほど、激しい感情は起きません。
これまでの人生をたどり、ご自身の感情を見つめてみてください。感情が大きく振れる思い出があるなら、そこに才能が埋まっている可能性があります。
才能は多くの場合、失敗や絶望など、触れたくない感情とセットになっています。苦しい感情を感知したら、その思いをじっくり癒すと、才能に気づけると思います。
ミスマッチな場所では才能は開花しない
感情を手がかりに、自分の才能を見つけられたなら、次は、その才能を発揮させる場所について考えてみましょう。
才能が発揮される場所を探すことは、自分の居場所を探すことです。人生でもっとも大事なことの1つなのではないかと思います。
ところが多くの人が、才能と場所のミスマッチを起こしています。
例えば、コメディアンの才能があり、人を笑わせるのが大好きな人は、葬儀会社にいてはつらいでしょう。物事をきっちりこなすのが好きな人が広告業界にいては、そのラフさに耐えられません。広告業界が楽しい人は、銀行では息が詰まります。
適切な場所を見つけるには、「自分はどこにいるときにワクワクするか」を想像し、いちばんワクワクする場所に行くといいと思います。
仕事をする場所に限らず、ワクワクする街、店、施設、音楽会や講演会、旅行などでもいいでしょう。
運をつかむために行動する
たまたまの運で、才能が開花する場所にすぐに着ける人もいます。最初はとても嫌だと感じた場所で、才能が開花する人もいます。
ただ、そういう例はごく一部です。ほとんどの場合は、運任せではなにも起きません。自分から動くことで運が開け、才能が活きてきます。
自分の才能が、今の居場所とマッチしていないと思ったら、例えば異動願いを出すなど、積極的に行動してみましょう。
1度の行動で、すぐに油田を掘り当てるのは難しいですが、「掘り当てるまで掘り続ける」という気構えで、何度でも行動してください。
また、才能を探すにも、磨くにも、失敗はつきものです。「失敗は本物の才能を見つけるための体験」と考え、人とお金が集まってくる幸せな人生へと向かう道を、進んでいってください。