幸せとお金を引き寄せる「才能」は、誰の中にもあります。
才能を探す簡単な方法は、自分の感情を「才能探知機」として使ってみることです。
ポジティブな感情、ネガティブな感情、どちらも宝物のありかを教えてくれます。
この特集でコツをお伝えしましょう。
●本記事は『ゆほびかGOLD』vol.19の記事を再編集したものです。
【20代の質問】に本田健さんが回答
Q 家族がアルコール依存症……このつらい経験を活かしたいです。
本田健さんのお父さんがアルコール依存だったことや、健さんがその過去を、今の活動の糧にしていることを知りました。
私の家族もアルコール依存です。悲しみや怒りに飲み込まれることなく、この経験を人生に活かすにはどうすればいいか、アドバイスをください。
【10代学生・「チェロひきの女子高生」さんより】
A ネガティブな経験から育まれる才能もあります。
人生に起きることには、ポジティブなこととネガティブなことの両方があります。どちらも、プラスに活かすことも、マイナスに使うこともできます。
私の場合、酔った父親が暴力をふるうことがあったため、幼くして、目の前にいる人がどういう状態にあるか、察知する能力を身につけざるをえませんでした。相手の機嫌次第で、殴られるかもしれないからです。
しかしその能力は、のちに人間の理解につながり、カウンセリングやコンサルティングの仕事に役立ちました。
ネガティブな体験をそのように役立てることもできれば、そういう父親を持ったから、自分の人生はダメなんだと考えることもできます。
自分の生まれ育ちをネガティブにとらえるか。ポジティブに生かすか。それは、それぞれの選択です。
ネガティブなことによって育まれる才能もあります。私は、嫌なことの下には必ず、贈り物があると信じています。その贈り物は、自分を癒していくことで、手に入るのではないかと思います。
(本田健)