幸せとお金を引き寄せる「才能」は、誰の中にもあります。
才能を探す簡単な方法は、自分の感情を「才能探知機」として使ってみることです。
ポジティブな感情、ネガティブな感情、どちらも宝物のありかを教えてくれます。
この特集でコツをお伝えしましょう。
●本記事は『ゆほびかGOLD』vol.19の記事を再編集したものです。
【20代の質問】に本田健さんが回答
Q 映画監督になりたいのですが周囲からは就職しろと言われます。
自分らしい人生を送りたいので、就職しないつもりですが、両親にも彼氏にも反対されました。どうして就職しなければいけないのでしょうか?
大学卒業後は、映画の現場のアシスタントをしつつ、アルバイト収入で生活していくつもりです。
【20代 学生 「いつかは名監督」さんの質問】
A 就職を1回体験することは、とてもいいと思います。
私は就職したことがないので、「いつかは名監督」さんのお気持ちはよくわかります。しかし、今振り返れば、就職すればよかったかなと思います。当時は、就職したら普通の人生に埋もれるように感じていましたが、今となっては、就職すれば人生の幅が広がったのではないかと想像を巡らしています。
萩本欽一さんは昔、映画監督になりたいという若者に、「コメディーをやるといいよ」とアドバイスしたそうです。「映画監督は、人生のことをよくわかっていないといけない。直線の道ではなく、くねくね道を行きなさい」と。
その若者は、テレビ番組を経験し、脚本家を経て、映画監督になりました。『誰も守ってくれない』などの映画で知られる、君塚良一監督です。
映画監督は、いろいろな人の体験を知っておかなければいけないでしょう。日本の大半の人が就職を体験しているわけですから、それを体験することは、とてもいいと思います。
就職はタイミングを逃すとなかなかできません。おもしろい体験として、1回は就職してもいいのではないでしょうか。直線の道だけを生きる人生はつまらないと思います。
(本田健)