●本記事は『ゆほびかGOLD』vol.34の記事を再編集したものです。
皆さん、こんにちは。一人さんです。
さて、今回のテーマは「神さまを味方につけて幸せになる神社参拝術」です。
『ゆほびか』さんから、この話をもらったときに、このテーマに関して、私の愛弟子さんたちから「この話をもう一度、聞きたい」というリクエストがありました。
それは次のような話なんです。
「神社でお願いごとをするときはこういうふうにするといいよ」、という話を以前したことがあったんです。そうすると、「一人さんから、この話を聞けてよかった」とか、「とても参考になりました」と言ってもらったんです。
その話を皆さんに、お伝えさせてもらいますからね。
あと、私の話には、「不思議だなあ」とか、「信じられないなあ」といった感想を持つかたもいると思うんです。
でも、全部ほんとうのことですからね。
それと、私は、読者の皆さんのためになると思って、一生懸命話しているんです。ですから、そのつもりで読んでもらえたらうれしいです。
それでは、よろしくお願いします。
神社参拝の疑問に一人さんが答えます
質問 神社が建っている場所の意味
東日本大震災に伴う津波がありましたが、不思議なことに津波は神社の手前ギリギリのところで止まったケースが多いという話を聞いたことがあります。一人さんがおっしゃっているように「神さまはほんとうにいる」という気持ちになります。ただ、創建されてから何百年と経つような古社は、天災を受けにくい所に立っているのでは、という考え方もあると思います。
私の住まいは宮城なので、鹽竈神社に定期的にお参りします。比較的海の近くに建っていますが、境内は山の上で、長い石段を登らなければなりません。なぜこのような場所に建てられたのか疑問です。
神社の立っている場所の意味について、一人さんはどのようにお考えでしょうか。ご意見をお教えいただけましたら幸いです。
回答 神さまに対する心づかいの表れなんです
はい、お答えします。
これはね、ほとんどの場合はね、何千年って経っていると、だいたい津波がどこまで来たかって、知ってるんですよ。昔の人は経験的に、そういうことを伝えてきたんです。
ここまで津波がきたから、みんなが逃げるんだったらここまでですよ、とかって。そこへ神社を建てたりするから。
神社というのは、神さまが造ったものというより、人間が造ったものだからね。
低いところに造って流されちゃったりとか、そういうこともあったんです。そうすると、新しく造り替えて安全な場所へ、安全な場所へと移すものなんです。それで、今の場所になった、っていうのが正しいんじゃないかな。
あとは何て言うのかな? そこに霊験を感じて造ったところもあるから、高いところに造ったのもあるんだよね。
海岸寄りの高いところに造ってあるのは、津波やなんかが来てもだいじょうぶなところ、ギリギリに造ってあるから不思議に思うけど、これは人間が平地で、神さまを守らなきゃいけないから安全なところへ造りたい、っていう思いからなんじゃないかな。
神さまを流しちゃったらいけない、という、人の心づかいだと思いますよ。(斎藤一人)
質問 神社の系統について
神社の中には、「神明さま」「天神さま」「お稲荷さま」など、いくつかの系統があります。
もともとは、「神道」という私たちの暮らしの中に生まれた信仰だと思うのですが、いったいどうしてこのようにさまざまな系統に分かれてしまったのでしょうか。一人さんのお考えをお聞かせいただけましたら幸いです。
また、代表的な神社の系統とその御祭神について、ご教示いただきますようお願い申し上げます。
回答 神さまどうしは仲がいいんです
人間が間に入るとね、いろんなことを付随して、いろんところに分かれちゃうんですよ。
ただ、神さまどうしは仲がいいから、自分の好きなところをお参りすればいいですよ。何系統とか、何系とか、あんまり深く考えないほうがいいんじゃないかなと思うよ。(斎藤一人)